2024/05/22

Canon 35mm ビューファインダー(年代物)

先日上京した際に、銀座のお店で古い時代のビューファインダーを入手しました。SONY RX1に着けてみたかったというだけなので、高価なものではありません。カメラが35mmだったので35mmを探したのですが、意外に種類が無い・・・ということが判りました。
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その際に、つけてもらった皮ケース(そんなものをつけてもらえるとは思わなかったので感動しました)。このケースに表面に”VEL-VIEW HOOD for PAX”と圧印されています。このPAXについて興味を持ちました。調べますと大和光機工業が1950年代に作っていたフィルムカメラで、年代を経ていろいろなモデルがあるみたい。この革製ケースはフィルター、もしくはレンズフードを入れるもののよう。すごく小さいケースです。

本題のCanonファンダーも古いもののようなのですが、ネットで検索すると似たようなものが次々に出てくるので、珍しいものではなさそう。何年製なのか・・は判りませんが、きっとバルナック型キャノンの時代で、1950年代だろうかと思います。私が生まれる前なので余裕で60年以上前のモノなのでしょう。

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RX1に取り付けました。たまたまお店にあったものなのですが、かっこいいのです。この光学ファンダーを覗いた風景は、古いレンズを通して眺めたもの。ぼやけて見えるといえばそうかもしれないのですが、それはそれでいい、私にはとても普通だ。フレームの大きさについてはRX1の実写データの方が少しだけ広い印象。このカメラの電子ビューファインダーは便利なのです。しかし、レンズの中心線上にないため、よほどな事情がないかぎりは使う気がしない。主には撮った写真を確認したりするときでしょうか。

ファインダーを覗いて撮るってのはイイもんだと思います。ファンダーが付いた姿が、周囲からはカワイイと評判です。これは良い買い物となりました。
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パララック補正はフィート表示です。パララック補正というのは焦点距離に応じてファインダーの向き(角度)を変えるもの、近い距離では下向きになる補正なのだそう。年代によってカメラの距離計と連動する機能があるものがあるそうですが、このモデルは手動で作動させます。私はこのカメラにサムグリップTGA-1を付けていて、アクセサリーシューが高い位置にあります。パララック補正機能は動くのですが、メモリ通りの役割は果たせません。純正の組み合わせではないので仕方がないでしょう。時間があったときにパララック補正の実験を行ってみたいと思います。

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2024/04/30

CANON nFD500mmF8.0 RF

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 懐かしい。望遠鏡タイプ(反射式)の望遠レンズです。ですが、私は現役で使っています。最近はスマホの写真機能が優れていますよね。大概の写真は皆さん見慣れてしまった。そのためスマホではまだ写すことが苦手な、望遠レンズや深度の浅いレンズの出番が増えてます。反射式レンズはピントが外れた部分の光の点が丸くなる特性があり、味になりますよね。私はプロの写真家ではないのですが、仕事で職場の広報誌などの撮影のためカメラを触ることがあり、こんなことになっています。
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 この写真では三脚に取り付けていますが、軽いレンズなので手持ち撮影もできます・・・というか、私は主には手持ちで使っています。
 そうそう、話題が本題から逸れてしまいます。カメラの自動露出機能にはAとかSとか、AUTOとかありますよね。私はMFオールドレンズを使うことが多いので絞り優先の”A”を選ぶことが多かったのですが、当たり前のことながら、シャッタースピードをカメラお任せにすると手振れの問題がある。
 最近、私は気づいたのですよ感度AUTOってヤツです。もともとも感度AUTOで使っていたのですよ。α7S3は使える感度の幅が自慢の機種。だったら、カメラの絞りとシャッタースピードは”M”でいいんじゃないの・・ということに。
 スナップならば絞りとシャッタースピードは手動で普通の写真が撮れるということに気付き、すごく気が楽になりました。最近はスナップ用にRX1R2を使うことが増えました。感度AUTOにして今ではMで使っています。昔・・フィルムカメラのカメラに自動機構の無かった時代に戻ったようで写真が楽しくなりました。(本項のテーマのRFレンズには絞りはありません)

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話を戻して反射望遠鏡はこのような写真になります。面白いでしょ?

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2024/03/13

GoPro、買ったのさ

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 仲間と一緒に舞台に立つ、その記録を残したい。そのためにはカメラ撮影を他人様にお願いすることになる。手軽に操作できる機材があった方がいい・・と考えて、GoProを導入しました。「このボタン押すだけなのでお願いします」的なヤツですね。地元の家電量販店で買いました、2台。10と12。本番3日前の思い切りだったためネット通販の時間的余地はなく、地元のお店での入手となりました。この2台が、その日、その店の在庫の限りだとのこと(もちろん取り寄せは可能であること)。
 10に比べて12の方が性能は良いのですが、個人的な意見としてはメニューの構成などは10の方が好きかも。GoProでは当たり前のことなのでしょうが、10では普通の三脚のネジが付いていない。11は知らないけれども、12には付いている。私にとって三脚穴はとても大切です。どうやら、ミニ三脚のような純正オプションを別途用意すると、そこには一般的な三脚穴のあるアダプターが付いているとのことで、慌てて入手しました。しかし、使ってみて判るのは、12のボディ底に三脚穴があるからといって、普通の三脚マウント(?!)を底にベタに付けると、長丁場の撮影において熱暴走の可能性があるかも。接着部が小さいものを選ぶべきなのでしょう。素人がデフォルト設定のまま適当に撮ったところで、10に比べて12の方がぜんぜん良い。
 で・・舞台の撮影は無事に撮り終えました。ただ、客席からの映像はすごく小さい。私の映像は最終的にはブルーレイなので、4Kやら5.3Kで撮影できていればHD向けの編集であれば画素数的に拡大は可能・・・と書いていて、少々モヤっとします。ですが、それでなんとかなりそう。

 今回入手したGoProは慌てて使ったので、今のところ、今後の用途に関してなど、私には微妙です。この先、いろいろと実験しながら魅力を味わってみたいと思います。音については、いまさらですが別録りした方がいいように思います。

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2024/01/17

Sony α7sIIIとCanon nFD500mm レフレックスF8.0

年末に写真機材の整理・整頓をしていて
反射式レンズのnFD500mmをみつけた
ああ、こんなのも持っていたのかと
写してみたら、手持ち撮影でも楽に扱える
結構使えるレンズだった。

 旧年のことになりますが、私は体調も何もかもダメダメで、せめて年末に家の掃除を、スッキリとしようと思いました。家が散らかっていたら福も逃げるだろうと・・そういう気持ちですね、結構丁寧にやりました。ごみの類は捨てました。楽器や音楽、写真機材系のものは捨てる勇気はないから、そのままとして、とりあえず、何を持っているのか棚卸をして、在庫の品目を確認することにしました。

 振り返って思うところは、楽器のことは別としまして、写真系ですよね。フィルム世代のレンズ群は現在のデジカメ(ミラーレス)で使える。しかしながら、かつて、場末の商店街にあるカメラ店などで安かったからという理由だけで何も考えずに買ってきちゃったFDやMマウントレンズがありまして、単焦点は良いとしてもズームレンズの類は面白みが無い上に何が何だかわからない状況です。使うものは使うし、使わないものは邪魔にならない場所で保管しようと考えました。

 で、単焦点なのですがCanon nFD500mm レフレックスF8.0を見つけました。このレンズは、かつて、マイクロフォーサーズが出始めて初代のデジタルPEN(E-P1)で(マウントアダプターを介して)nFD類を再利用しようと補充したレンズです。レンズ自体は重い部類ではないのですが、PENではさすがに手振れが厳しかった。今、α7SIIIで撮ってみると、スナップ感覚で手軽に撮れそうな、超軽快な超望遠レンズでした。手持ち撮影ではピント合わせが少々苦労ではあります。

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四方がカチっとしています。抒情的な作品では光が円形になる反射レンズの特性は味になるように思います。円形に写すためには、わざわざしなくてはならないし、反面では、円形の反射がイラナイ時に写り込んだりする。昨夏、庭の木陰に咲いていたユリの抜け殻を撮ったもの。適当にシャッターを押したのです。思いがけずシャープに写っていて、このレンズはとても気に入りました。きっと、イマサラなことですが。

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2024/01/06

SONY RX1RM2

大変気に入っているRICHO GR2は7年間使って
最近は少々お疲れに見える。
数年前に新型(GR3)が出ていたと記憶していたから。
そいつを家電量販店に買いに行ったら、在庫は無いのだって。
今は製造が追いつかない程、人気なのだそう。
手持無沙汰で、中古コーナーにあった、こいつを持って帰ってきた。
どうやら、私のGR2と似たような歳だった。

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私とカメラの付き合いは趣味の範囲でのものなのですが、機種的には仕事(の資料作りなど)で使うようなしっかり撮影したい時は、SONY α7S系を、旅行にはRICHO GR2を使っています。GR2は普段の仕事用のカバンにも入れていたりするので、さすがにボロボロになってきました。世はクリスマス、自分の褒美(褒美をもらうほどのコトはしてないけども・・)としてGR3を新調しようと。上京した際に家電量販店に赴くとですね、GR3はいつのころからか、注文しても数か月待ちの人気モノになってしまっているのだそう。私のGR2はボロとは言え、それは見た目だけのことで撮影には問題はないので、店を後にしようとしたのです。でね、中古コーナーにRX1Rを見つけて持ち帰りました。私はRX1Rについて詳しくない。35mmフルサイズのセンサーでレンズ交換できない強気のモデルだということと、α7で云うところの”R”系の画素数があるっぽい。そして何代か経て電子ファインダーが内臓された記憶がある。したがって、そんなに古いものではないだろうと。実際には、この個体はRX1RM2という現行機種で・・・ってところまではナイスな感じなのだけれども、2016年発表とのこと。私が私のGR2を入手したのが2016年なので、お気に入りのカメラを新調しようしてして中古を買って来たら、もともとのカメラと似たような年式のものだった・・・というオチです。話が長い・・。

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この個体は元箱無し、状態は悪くないようだけども、付属品はバッテリーと充電器のみ。バッテリーは老朽化していて、充電しても50枚も撮れません。このバッテリーは現在でも(普通に)入手でき、とりあえず3個買った。念のため、このカメラ(RX1RM2)は現行機種だけれども、各純正オプション(レンズフードやサムレスト(!?)など)は製造完了品とのことで入手できない(流通在庫があれば別でしょうが)。私としては、レトロな雰囲気のレンズフードは欲しかったので、汎用品を入手して取り付けました。これは”見た目チューニング”ですね。

このカメラのウリは、35mmセンサーでα7Rのような画素数を誇っているという点。レンズはZEISSの35mmF2.0SONNAR。私のα7は全てSタイプなので、"R"タイプの画素数に憧れる。

実際に撮影すれば、もちろん、GR2やα7Sに比べてRX1Rの画素数には圧倒される。ただし、それなりに味わいを感じるGR2や明暗の奥行き感に優れたα7Sに比較して、これといった持ち味が感じられない。むしろ、このカメラでないと撮れない画はあるような気がするけれども、大概はこのカメラである必要はないもので、なんだろうかな・・・と思う。くれぐれも絶対的には綺麗に撮れるのですが、納得できるカットが少ないのです。例えが難しいのですが「おっ!」という写真は少ないのに、よく見ると綺麗な写真だったという感じです。

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α7に慣れている私としては操作系は慣れていて便利。しかし、GRの代用になるかというと、多分ならない。GR2の魅力は起動性能に支えられた即写性だと思うので、RX1はそういう感じではない。携帯版のα7だと考えて有用だと思う。GRはトイカメラっぽい外観らしくない写りと、シャッターを向ける気楽さに魅力がありますが、RX1には「カメラへのコダワリ」が感じられて、少し恥ずかしい。高級感はあり、塗黒ボディのような手触り感は良いです。α7で例えれば初期モデルの感触に近い仕上がりです。

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私なりにRX1RM2を総括しますと。買って良かったと思います。製品的にはちょっと時代遅れではあるのですが、性能としてはまだまだ全然ありだということ。バッテリーは新品でも100枚も撮ると残量が不安になるけれども、バッテリー自体が小さいので、一緒に携行すればいい。このカメラぶら下げて街を歩くと、α7には無い視線を感じます。所有欲は満たされます。

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RX1RM2でワゴンRを録ってみました。素人なので、どう表現したらよいものか、言葉が出てこないのですが、写りはとても綺麗ですよね。私は4240万画素のカメラなんてとても初めてなことでしたので、35mmフルサイズセンサーのカメラというと低画素タイプのα7S、α7S3しか経験のない身として、この写真の大きさにびっくりしました。RX1RM2は2024年の現在でも、お勧めかというとどうなのでしょう。新しいコンパクト的な35mmミラーレス1眼はあるし、きっとそっちの方がいい。コンパクトデジカメで35mmで・・、となると選択肢は少ないでしょうし、こいつはまだ有意義な存在なのではないかと思います。

今、もっと凄いカメラはきっとあるのです。今後、自分なりにコンパクトなRX1RM2をGR2のように携行して、35mmセンサーで4240万画素のスナップを撮って行ったら、それらがどんな記録となっていくのか興味があります。

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2023/10/01

なんだか増えてしまった新旧レンズを比べてみよう(その1)

よい時代になったと思う
昔のレンズを現在も楽しめるなんて。

振り返ると、ミラーレスなデジカメのマイクロ4/3が登場した頃だったでしょうか。
たしか、2009年だったと記憶しています。
オリンパスのデジタルのペンE-P1と、マウントアダプターを入手してからというもの
私が持て余していたキャノンのFDマウントのレンズが復活したのです。
その後、35mmセンサーのデジカメが登場してから
クラシックレンズはもっと普通に使えるようになりました。

昔、私にとってのカメラは大人の香りのする趣味でした。
でも、さすがに自分自身が年寄りになってしまい
若い頃に憧れた「大人」を越えてしまったように感じます。

そんなことはともかく

フィルムカメラの頃に集めたレンズは今
デジタルカメラで使えるようになっています。
当然、オートフォーカスになったりはしませんが
撮れるのです。デジタルだからシャッターは遠慮なく押しても現像代が掛かる訳もなく。
ましてや動画も録れるのです。良い時代になったと思います。

・・ということは今更書くような発見ではないのですが
手持ちのクラシックレンズを比べてみようという企画です。
今回は(次があるかは約束できませんがね)50mmレンズです。

CANON;nFD50mmF1.2
Fd50_12
nFD50mmF1.2は私の普段使いのレンズになっています。私にとって、これこそがベンチマークだろうと思う。しかし、今回の企画で、あれこれと50mmを比べると、こいつがベストでもないことに気付くのです。今回の撮影はF4縛りで撮っています。オートホワイトバランスの作用の都合か少し黄味が強い。一方で光量が多いためか、他のレンズよりも優しい写りには感じます。

CANON;nFD50mmF1.4
Fd50_14
実はこのF1.4は前述のF1.2よりも好きかもしれない。色合いがとても自然。このレンズは時代的に大ヒットのAE-1等でキャノンとしては主力のレンズだったのではないかと思います。まったくもって無難なレンズで、今とても安いのなら個人的にお勧めしておきます。

CANON;nFD macro 50mmF3.5
Fd50m_35
こいつも悪くないのですがF3.5ってことです。接写にはよいのかもしれませんが・・今さら接写はスマホでも録れる。そのためにこのレンズをわざわざ探す必要はないようにも思います。私は使っていますが・・。

NIKON;50mmF1.8AiS
Nikon_50_18
パンケーキとはまだ呼べない胴体らしいのですが、私の心の中では十分にパンケーキなレンズです。実は、このレンズはデジタルカメラで初めて使ってみたのですが、とてもアッパレな写りのように感じました。私の50mmのランキングで急上昇です。

SONY;FE24-105mmF4 Sony_24_105g
私の最新レンズです。ズームで50mm位のところで撮影しました。現行機種であるため、何も言うまい。

SONY;FE55mmF1.8
Sony_55_18
現行機種であるため、何も言うまい・・・だけれども、こいつは傑作のレンズだと思います。今回はF4縛りなので違いはあまり感じられませんが、もう少し開けた時に、このレンズの個性が浮き立ちます。

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今回の企画はF4縛りということで、あまりレンズの差は感じませんでした。現行の純正レンズは全くすばらしい。一方、キャノンのnFDは40年以上前のレンズですが、現行モデルに比べてダメダメじゃないところが凄い。NIKON F1.8 AISもイイ。次、この企画があれば開放FとF4、F8くらいの複数撮りで比較してみたいと思います。

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2023/08/17

機械式銀塩カメラ(NIKON F2)

銀塩とかデジタルとか枠を超えて
私が好きなカメラといえばNIKON F2です。
私の世代としては当時、
大人たちが使っていたモデルだから
憧れたのよね。


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想い入れだけで言えば、私の心の中でベストなカタチのカメラはNIKON F2です。特にモータードライブMD-2とバッテリーボックスのMB-1が付いていると特にいい。ファインダーはアイレベルのカッコ良さが格別だけど、見た目だけでいくのなら押し出し良いのフォトミック系がいいと思う。私の心の中で最もググっと来るのはフォトミックSB(下写真の右個体、上写真はAS)。ガチャガチャ絞り連動時代(?!)のファインダー(フォトミック、S、SB)は、後のAi対応ファインダー(フォトミックA,AS)に対して、前方側に若干厚く(連動機能のため)リーゼント感が増してカッチョ良いのですが。特にSBはフォトミックに対してEEサーボの接続部が飛び出しているなど、不必要な物々しさがまたよい。

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私は銀塩のカメラやレンズ(主にNIKON/F,F2,F3とCANON/nF-1など)を15年程前まで集めていました。今、そんなものを保管している収納ケース(ポリ製の台所用ボックスですが・・)から時々出して、いじっています。集めていたといっても、近所の昔ながらのカメラ屋に入ってくる下取り品の内、安価で状態の良いものがあれば手にしていたという消極的な収集で、F2はAS(白黒)とSB(黒)の計3台。ファインダー種のフルコンプリートを目指そうにも、写真を撮る訳でもないのに無駄だし、正気に戻って途中断念しました。

私のF2を紹介します。ボディのシリアルナンバーはSB:771****(1976年11月-77年2月)、AS黒:794****(1979年6-9月)、AS銀:804****(1979年3-6月)でファインダーとの時期は合っています。SBは製造期間が短く、数が少ない関係でバブルの頃は結構な価値でしたが、現在ではどうでもいい感じの扱いとなっています。私のASはどちらも79年の、モデル末期に近い個体です。1980年3月にF3の登場。F2の製造は80年6月までと言われています。1980年は私が高校に上がる年でF3が登場した時のことは良く覚えています。自分には手に届かない高級カメラにも関わらず、F3への期待と共に、F2が世代交代されていくことに寂しさを感じたものです。

紹介ついでにレンズを。とにかく見た目だけ・・、あの時代に、ぶら下げて街をほっつき歩きたいレンズのマイベスト(?!)はNIKKKOR ED180mm F2.8です。このレンズは太い寸胴でカッコイイ。私にとって最高に素敵な組み合わせとなるNIKON F2 フォトミックSBに180mmの組み合わせが下の写真。MD-2が付くともっとイイけれども、付けるのメンドクサイので省略。

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この180mmは久しぶりに引っ張り出してきました。SONY α7S3で撮ってみます。古いレンズはミラーレス一眼とマウントアダプターがあれば現役だということで、良い時代になったものだと思います。

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写り具合がどうの・・は私にはあまり判らない。なんだか寒い色合いに見えますが偶然かもしれません。庭のスダチはそろそろ収穫の時期のようです。

フィルム写真を撮らなくなって久しくなりました。でも、当時の機械式カメラをいじる時間はワクワクして過ごせるから、良いものですね。

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2022/11/30

再燃?!カメラ愛。

先日、上京した際に、自分が使っているカメラのα7SIII用のレンズとマイクを調達してきました。マイク・・ということでお察しの通り、私のα7SIIIの用途は写真というよりも動画用でありまして、レンズも一本で付け替え無しの標準ズームがあったらいいなあ・・というところでした。私が所有しているレンズは単焦点が中心で、初代α7Sの時から使っているセットレンズのFE 28-70mm F3.5-5.6は私の腕ではまったく問題はないにせよ、もうちょっとモダンなものへ格上げしたいところ。銀座のソニーストアで色々と説明を受け、FE 24-70mm F2.8 GM IIだろうと。少々高価だけど、これしかないのだと・・と思ったのですよ。ただ、現在はクリスマス(ボーナス)商戦に入っていて在庫はないのだそう。マイクはECM-B1MかECM-B10。ECM-B1Mは巷では神マイクと称されているとの解説を受けて欲しくなっても、これも在庫なし。「量販店によっては在庫のあるところもあるのでしょう」とのことで、ソニープラザを後にして量販店を巡ることになりました。

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ECM-B1Mは秋葉原の某大型店で見つけて即ゲット。FE 24-70mm F2.8 GM IIは「さっき、最後の在庫が売れてしまった」という店ばかりで、何故かと思ったのです。後で知ったのですが、私が電気街を歩いていた日は偶然、SONYの新機種(α7RV)の発売日で人気レンズも動いたとのこと。注文すれば数週間で入るとのこと。急いでいる訳でもない私はそれでもよかったのですが、この時の上京ではα7SIIIを持参していたこともあって「何でもいいから新しいレンズを付けて旅中で使いたい」という欲求がありまして、電気街を歩くうちに冷静になってFE 24-70mm F2.8 GM IIは私には贅沢品だと気づきました。という訳で、FE 24-105mm F4 Gに方針変更。このレンズも一時は人気だったそう。動画用、私のような人間にはきっとおすすめとのことで、費用的にも私の身の丈にあったもののように感じました。

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FE 24-105mm F4 G(α7SIII 、Pモード、F4、1/80、ISO6400、70mm相当)

とって付けの撮影でまず感じるのは、初代α7セットレンズのFE 28-70mm F3.5-5.6よりも良く写っているような気がする。値段が違うので良く写ってもらわねば困るのですが・・・。663gは重い部類ではないのでしょうが、旅先のスナップに持ち歩くには少々億劫になり、やはりこれはカメラ愛旺盛な人向きかと思います。動画撮影では、私の場合はミュージックビデオのような作品が中心で、三脚とドーリーを使うスタイルですので有効活用が期待できそうです。

マイクのECM-B1Mは噂通りの性能です。ミュージックビデオの場合、カメラとは別途にMTRでマイクや楽器のラインの音を録音しているため、カメラの音を作品で使うことはあまりなく、後に音と映像を合わせるための目安程度の存在なのです。指向性のあるマイクの必要性は私の鼻息を録らないため(苦笑)。私め、慢性の蓄膿症で鼻息が大きく、映像編集時に自分の鼻息で我ながらシラケてしまうことが多かったのです。ECM-B1Mの性能は十分以上です。指向性のスイッチは三段階。そのうち、私は真ん中の段の音が気に入りました。

上の写真は帰路の飛行機でタラップに上る直前、カメラ片手持ちで適当にシャッターを押したものです。今、デジカメが普及して25年位でしょうか。当時の機材では、こんな風にこんな写真は撮れなかった。つくづく歳をとったのだと感じます。

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2022/07/12

3年経過して初開花。沖縄土産のハイビスカス(挿し木):忘備録

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2019年6月、私が最後に沖縄への観光した際に、国際通りの修学旅行生向けのお土産屋さんで購入してきたハイビスカスの挿し木がやっと咲きました。それだけといったらそれだけですが、3年掛かりました。多分、私の育て方が良くなかったのが理由なのだと思うのですが、とにかく3年が掛かったのです。咲いて良かったと。コロナ世でなければ、移動できる時間とお金があれば、沖縄にはまた行きたい。

上の写真は、挿し木を買った3年前の旅行。那覇市第一牧志公設市場(旧施設)の閉館の日の市場の路地に居た猫。カメラはSONY α7S(55mm/F1.8)。
下の写真は、3年を経て咲いたハイビスカス。カメラSONY α7SⅢ(35mm/F1.8)。
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α7Sとα7SⅢ。静止画の日常の利用では、そんなに違いはないのかな・・と思います。SONYの55mm/F1.8の色味は、個人的にすごく好きです。

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2022/06/16

SONY α7SIII 流行り(?!)のゲージを組んだみたのね

私の短所は、見た目から入りがちなところです。振り返れば、後悔も多い。これもそうなるでしょうか?ゲージというのかリグというのか良く知らないけれど、カメラに機材を組み込むためのネジ穴が沢山あけられた金属製のケースのようなもの。私はカメラを入手する際には、必ず純正ケースも一緒に購入しているのですが、α7SIIIについては(売れないから)無いとのことでした。汎用の巾着ケースを求めたものの、まだまだ、どうも不安。ネットで探してみると、このゲージに当たったのです。ビデオ派には普通に知られた存在のようです。

SmallRigというメーカーのものを選びました。α7SIII専用品がありましたので。そうするとボディだけではなくて、アレコレとアダプターを付けたくなる、私の(見た目からの)悲しい性。外付けモニター、バッテリーが付いたらいいだろう。ハンドルも、それを装着するためのNATOアダプターが必要だとなって、あれもこれもと無作為(?!)にポチポチっしてしてしまいました。今日、一部が届きましたよ。ハンドルの類は、取り寄せということで後日の紹介となります。ただ、ハンドルを付けるスペースがあるのかな・・・。

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SmallRigのボディ用には、HDMI端子を保護するためのアダプターが付いたセットがあり、ゆくゆくは外部モニターが欲しかった関係で、それを選びました。ただ、これは要らなかったかもしれません。ゆくゆくはあるのかもしれませんが。調べていると、私のようなアマチュアな用途では、ハイレスポンスなHDMIのオンラインでくても、スマホのアプリで十分だろうと思うところです。上の写真は、バッテリーホルダーとコールドシュー用の1/4ネジの(モニター用)アダプタを付けた(そこにマンフロットのスマホアダプターを装着している)状態です。モバイルバッテリーの位置には一考を要しそう。

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赤色の線は電源用のUSBです。信号的にはスマホはワイヤレスで自立していますので、給電不要ならいりません。このモバイルバッテリーは、急遽、試しに地元の電気店で購入してきたものです(型落ち品?!)。2出力。スマホとデジカメ本体への同時給電ができて便利です。カメラの近くにコンセントがあれば、USB給電できる訳ですから、いらないものなのかもしれません。

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私がモニターのスマホで使用しているアプリは、MONITOR+です。最大の問題は、若干の時差があることでしょうか。HDMIではないから。この時差は、私としては許しています。楽器なら致命的な時差ですが・・・。趣味のビデオ撮影なら・・・というか、もっとそれ以上イイ。アマチュアの動画作家を気取るには十分です。本体から離れていながら、観るだけじゃなくてカメラの操作もできるという点で、可能性を感じます。このアプリはすごい(ただ、私が新技術に疎いだけなのかもしれないけれど・・)。

話を戻します。SmallRigはカメラケースの代わりで入手しました。α7SIIIには純正ケースの用意がありません。汎用品の巾着カバーで保管するにあたって補強目的でのものでした。アダプターの類なくゲージだけの姿で、ケースのつもりでそのまま持ち歩くのはアリだと思う。当然、ちょっと重くなりますが、NIKON F2+MD2に憧れて育った昭和後期世代にとっては、これは「重い」部類ではないでしょう。合体ロボ感も楽しめる。とても気に入りました。

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