昨今のステイホームに起因して、ブログの新ネタが切れていまして、手持ちネタを紹介しています。今回はオイルフィニッシュのベースの手入れ。私の愛用しているワトコのワックス(ナチュラル白)に触れます。
ワトコといえば、オイルフィニッシュのオイルが有名ですが、オイルではなくワックスの方です。私の所有しているベースで、オイルフィニッシュ(さえ、施されていないかもしれないかもしれない)の個体は、WARWICK のSS1-5st(90)、THUMB-5(ST)(89)と6st(95)。アニーボールミュージックマンのSR-5のネックの裏。例えば、オイルフィニッシュのメイプルネックが、手垢で黒ずんでいく様子は回避したい。ダークウッドのTHUMBは汚れは気にならないのですが、白木のメイプルは手入れが必要です。ワトコワックスは、汚れの進行を緩和できるように感じています。
まず、汚れをできるだけ取ります。私の汚れ落とし作法は、中性洗剤やアルコールなど塗面によって使い分け、結構乱暴なことなので紹介することは控えます。・・で、ある程度綺麗にしたらばですね、ワトコワックスの登場です。
上の写真は、テーマとしては相応しくなかったです。マホガニー等の色のついた材は、ある意味どうでもよくて、問題は白木のメイプルですよね・・・。写真はELRICKで、オイルフィニッシュっぽいのですが、何かが吹いてあるようなフィニッシュとなっている一方、ネックが汚れがちなので、私はオイルフィニッシュとして扱っています。
ワトコワックスは、ネットで検索するとギターやベースのメンテで使われている人が結構引っかかる。なので、安心して紹介できます。
使い方は、缶ごと良く振って、刷毛で塗る・・だけ。寒い季節は塗料を湯煎して使う方がいいらしい。小一時間放置して、余分なワックスを乾いたウェスで拭いて、1日~2日放置して乾かす。最後に仕上げ拭き。(換気する、使用済みのウエスの処分方法など細かな注意事項については、製品の説明書きをお読みください)私は指板面にはワックスは(なんとなく)塗っていません。ただ、この手のワックスは、レモンオイルやオレンジオイルで落ちてしまう傾向があるので、指板にオイルを塗る際にはワックス面に付かないように注意しています。
ワックスを塗った後は、汚れの進行はある程度抑えられます。汚れてきたかな・・と思ったら、表面のワックスごと汚れを剥がす勢いでクリーニングし、改めてワックスで仕上げます。このとき「汚れはワックスごと落とす気合」が必要です。くれぐれもワックスなので、いずれ剥げますので、私の場合、半年に一度くらいの頻度でやり直しています。弾き込む人は、半年周期は長すぎかもしれません。
BRIWAXとの比較では、厚塗りで塗れば塗るほどテカテカにしたいのならBRIWAX。サラサラ感ならワトコワックス。このあたりはお好みで。
以上、ワトコワックスでした。
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