2024/08/15

TAMA #839 ギタースタンド

 昔に振りかえれば、自宅にギタースタンドが普通に置かれるようになったのは90年代の(バブル末期)の頃と記憶しています。1、000円位で買い易かった。それ以来、私はずっとそんな感じで、部屋中に安いスタンドが増えて行きました。スタンドの溶接された場所は朽ちるため、世代交代は進んでいます。安いヤツで困ったことはないけれども。今回、プロが使っているようなクロームメッキな外観のヤツを。自分への褒美を含めて、初めて買いました。いわゆるタマの839です。
 これはすごくいい。なのですが、スタンドのゴムはラッカーにかぶれそうだからと、安易に布でも被せようならツルツル滑って、扱いが難しくなる。そのまま使うなら、とてもいいのですが・・。柔らかいスポンジが適切だろうとホームセンターで、ゴム(スポンジ)を入手して、取り付けることにしました。

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下の写真のようなことになります。

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ラッカー塗装の楽器のため、念のために、この上から使い捨てのショップタオル等を外皮にテープで巻いて使っています。

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2024/07/17

クリップチューナーのグラグラ補修

 ギターやベースギターのヘッド(に限らないですが・・)にパチンと挟んで使うクリップ式チューナー。結構、昔からあるのでしょうが、その黎明期の頃は、個人的に(当初はアコギの方に多かったと思うのですが・・・)ヘッドに着けたままステージに立っている風情があまり好きではありませんでした。エレキギターやベースの場合は足元(もしくはラック)にチューナーを置けよと。でもベースの場合は、足元エフェクターなんて滅多に使わないから、チューナーがクリップで済むなら、機材の簡略化が図れる・・・と気づくのです。
 10年程前、クリップチューナーを入手しました。とても便利です。私のようなアマチュアはチューニングする時だけ装着する。原則外して、入れたズボンのポケットをゴワゴワさせながら演奏する。演奏が始まって外し忘れていることに気付くことが少なくなく、その時は気分が沈むのです。みんなきっとそうなのだろう、と想像します。

 で、私のクリップ式チューナーは時々、新規に買い足ししたりして結構な数がある筈なのですが、ギターケースのポケットやカバンに入れて忘れてしまったものもあり良く判らなくなってしまっている。しかし、一番最初に入手したヤツは、現役を離れて隠居生活というか、自宅のデスクの上にいつもあるのです。KORG PITCHHAWK-Gです。私のギター人生のチューナー装置を振り返ると、最初のベースギターで楽器店付けてもらった「ゼンオンジャスティーナ」の他は、ストンプボックスタイプ、ラック式、クリップ式、偶然、全てKORGでした。ありがとうKORG。
話を戻します、私の初代クリップチューナであるKORG PITCHHAWK-Gは、隠居させているとは言っても、普段使っているので、ずっと酷使しされている環境です。長く使っていると、首がぐらんぐらんに緩んできますよね。グラグラだとチューニングの反応が悪いように感じます。

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このチューナーは型式が古いので、現在での評価の程は知れているのでしょうが、私としては現役で仕様しておりまして信用している装置です。しかし、首がグラグラ。実は数年前にDIYで修理を行って今回二度目。私の方法はKORGの公式なものではなく、きっと、やってはいけない部類の作業となりますので、真似して行う場合は、壊れてしまっても私は責任はとれません。私としては壊れてしまっても仕方がないと割り切っていた愚行でありますため、このへんのご理解はひとつよろしくお願いします。

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 上の写真のこのボールジョイント(?!)部を外します。外し方は、割ったり折らないように、冷静にゆっくりとグイグイっと力を入れて外す。演奏中にズボンのポケットに入れていたりすると、稀に頭が外れてしまうことがありますよね。そういう場合は、グイグイっとはめていると思います。その逆の作業という訳です。・・・別に正しいやり方があるかもしれません。

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外れました。(バッテリーは外す必要はないです。)ジョイントの中を見てみると透明なフィルムのようなものが収まっています。このフィルムは、前回の作業で私がセットしたものの可能性があります。すっかり忘れてしまいました。

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←のコンタクトレンズのようなフィルムがボールを滑らせ支えている部品なのでしょう。このPITCHHAWK-Gは2度目の修理(補修)でありまして、前回私が装着した円形ゴムが、透明フィルムの底から出てきました。私の修理は、ジョイントの穴の底部をゴム板で底上げし、グラグラな隙間を窮屈にし安定させる・・・という方法です。ゴムではジョイントが滑らかではありませんので、クリアシートのようなフィルムのような滑りの良いものが接触面にあった方がいいですよね。

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私が使用したゴム板は1mm厚のもの。8.0mm径のパンチで切り出します。

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ハイ、出来た。この個体にはゴム2枚(初回の修繕であれば1枚で十分でしょう)(とフィルム)を戻して完成です。

頭グラグラで使わなくなったクリップチューナは、ひょっとすると修繕できるかもしれません。私はこのようにして補修しています。

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2024/02/28

Roland SP-404MK2(ぽん出し装置)

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 コロナ世が明けて、世の中に・・と言いますか、私の暮らす田舎町でも音楽演奏や舞台の機会が少しづつ増えてきたように感じます。で、町から自分の所属する団体に声が掛かって演奏する機会を貰いました。演奏だけではつまらないし、どうせならばと寸劇を入れることにしました。次は、どんどんエスカレートして効果音が欲しいと。「ぽん出し装置」とかサンプラーっていうのですかね。全く詳しくないのでネットで調べまして、入手したのがSP404MK2です。完全に予算オーバー。AKAIのMPX8と悩んだのですよ。MPXの方のレビューを見ると「WAVがそのまま読み込めない。AUDACITYでエクスポートが必要」とか「ベロシティが感度ゼロにならず」ポン出しとしては使う場合は、音量にバラツキがある・・・などとある。一方でSP404MK2には悪い意見がなかったため、ちょっと高いけれども選びました。
 SP404MK2は使ってみると、PCと接続したデータのやり取りや設定、「ぽん出し」程度の範囲であれば、私のようなド素人でも簡単に操作できました。とてもいい感じです。ただ、しかし。cubaseで作ったWAVを、転送しようとするとメディアエラーとなリ無理。WAVファイルの属性違いであれこれやっても無理。結局、AUDACITYでエクスポート(WAVではなくFLACに変換)して解決。私はPCで音楽を聴く際にはSONYのXアプリ(古い!!)を使っています。Xアプリに貯蔵しているWAV音源はそのまま転送することが出来ました。自作WAVの転送操作については、一ひねりがある点は要注意です。

 SP404MK2のおかげで舞台を盛り上げることが出来、無事に終了しました。よかったよかった。しかし、買ったけど、次にコレを使う機会はあるのだろうか・・。

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2020/12/16

NS10Mでのミックス作業でふと思う。理想のベースの音ってなんなんだ。

前回のZOOM L-20とのつながりでDTMに触れてみます。
下の写真は、私が愛用するCUBASE5(古い!)の画面です。私は音響的なことについて学んだこともなく、完全な素人でありまして、毎度困ってしまうミックス作業。アンサンブルの中のそれぞれの楽器(音)の居場所を決めていくってやつでしょうか・・。楽しい作業ですが、自分の基準ができていないので悩ましいのです。

音圧を求めなければ楽なのでしょうけれど、クリップぎりぎりまで持っていきたい。心の根底には、聴いた人に「この音源、音、でっけぇ~」と感じてもらいたいという欲望がおこるのは、私だけではないように思います。”音圧”は煩悩なのかもしれませんが、アマチュア自家製の音源を聴いてくれる人はオーディオのボリュームを下げることはあっても、上げることはないでしょう。そんな訳で、私の前提として音圧の煩悩と付き合っています。

このブログの性格を踏まえるとベースの音です。ボーカルやピアノ、ギター、太鼓と楽器が増えて行くと、いつも割を食うのがベース。周波数帯域の中で残っている隙間が少ないのです。ヘッドフォンや大型のハイファイなスピーカーでモニターする分には問題なくても、NS10Mのような小さいスピーカーでは、うっかりするとベースがまるで聴こえないなんてことがある。

太く、ふくよかな包み込まれるような低音、艶のある高域の伸び・・・、プリのトーンコントロールをフル活用。一人でアンプで弾くベースの音色は、私の場合はこんな感じで音作りをしていますが、そんな気持ちの良い音のまま録音してしまうと、ミックスの際に居場所がないなんてことになります。NS10Mの特性に限って言えば、カタログ上の再生周波数帯域60㎐~20k㎐の内、実際は100㎐あたりから下は鳴っているように聞こえません。そのため、ベースの低音感や存在感はその範囲で演出しなくちゃならない。私の経験則で200㎐~400㎐あたりでしょうか(この範囲、楽器が増えると取り合う場所です)。この部分、いわゆるミッドレンジはベーシスト的には心地よくない。要するに録音する時は自分が好きなベースの音を捨てないとならないという訳です(PAに音を預けるステージでも同じでしょう)。

NS10M(もしくはそれっぽい小さなスタジオ系モニタースピーカ)は使わず、重低音のよく響くハイファイなスピーカで作業したらよいだろう・・・ということはないようです。ベースの位置設定(太く、ふくよかな低音感)は楽になるものの、重低音域が増えると音全体が飽和してしまって、完成した音源は、当初お話した「拘りの音圧感」からは離れていく傾向があります。ベーシストが自分の演奏したトラックを含むミックスをする場合、とにかく自制心が必要。今更NS10Mなのか・・というところなのですが、ベーシストがうっとりするような低音や高音が再生されないNS10Mは、自分の演奏トラックを再生するやいなや自分の目を覚まし、正気に戻してくれるに丁度良いスピーカだと考えています。

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で、私はベースという楽器が好きなので、みんなと同じように普段はあれこれ持ち替えては楽しんだりしています。一人で楽しむならそれでいいのですよ、それが楽しい。でも、アンサンブルの中の位置関係を考えた時に、結局、ベースは弾きやすくて、よっぽど変な音が鳴らないものだったら、なんでもいいんじゃないかと・・・頭をよぎっては寒くなったりします。個人的に自宅録音の際に使いやすい音のベースはPBです。楽器のツマミはフルテンで(笑)。

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2020/12/09

ZOOM L-20

今年はコロナ禍の関係で、休日を自宅で過ごすことが増え、私の趣味として、過去の自分の演奏光景をミュージックビデオ的な映像にまとめています。暇つぶしってやつです。現在でも小編成の活動は細々とやっていますが、昨今ではさすがに演奏の時間よりも今やビデオ編集の方に充てる時間が圧倒的に多いです。

ビデオカメラはホームビデオを持っていない関係で、新旧のデジカメやスマホの動画撮影機能を活用。音はカメラの内蔵マイク。稀にPAさんが居るステージではリクエストをしておくとMIX済2CHや4CHの録音データをもらえる場合があります。アマチュアのライブ演奏には臨場感というよりも修正したい箇所が多くて、パンチインのできないMIX済の音源はモヤモヤします。
普段の私の演奏会は自主ライブ的なものだし、自前のミキサーで、全楽器マルチトラックで録音出来たら最高だ・・と思うようになりました。しかし、私はこの手のPA機材の時流に詳しくなくて、そんな機材は高価なんだろうなぁ・・という諦めのイメージしか持っていませんでした。

でも、「ミキサー マルチトラック録音 お手軽」みたいなキーワードでググると、いろいろなものが出てくる出てくる・・・。
その昔、流行ったデジタルMTRの系譜のよう。
PCのDAWが普及している現在では、MTRとして全てこなせることよりも、PCに接続してオーディオインターフェースになったりとDAWに寄り添った立ち位置になっているみたい。なるほど、現場ではこれを持っていけばミキサーにもなるし、お出かけ用の録音装置になる。自宅に戻った後に、DAWに取り込んで編集できる。(この機材内でMTRが出来たことは出来る)これは、いいじゃないか・・・欲しい・・。

私のお財布的に目立つのはZOOMとTEACの製品。ネットのレビューを眺めて、とりあえず簡単操作で録音が出来そうなZOOMを選びました。

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ZOOM L-20。製品的には最新って感じではないし、コストを抑えるならトラック数の少ないモデルや、iPadで操作をするラックタイプのものがあるみたいなのですが、トラック数は多い方が安心感があるし、iPadをもっていないのでこれを選びました。私が使うトラック数なんて、せいぜい5~6個。知れているのですがね。L-20はお出かけ用のつもりなので別売りのケースも買いました。

先日、小さな演奏会(結果的にほぼ無観客)があって、リハを含めて使ってみました。正直なところ性能にびっくりしましたよ。ほとんどデフォルト設定で使った感じ、付属のスタートアップガイドレベルの使い方です。それでも私の要件は満たしていて、ミキサーの音質は、私の用途の必要以上。肝心だったトラック毎の録音は、ドライで撮れていて後処理で好印象。DAWであれこれ手作業で編集した後の音よりも、L-20でそのまま再生した音の方が耳障りが良いという不思議。20年程昔、出始めだったデジタルのMTRを使ってました。それはCDなどステレオの音楽作品を一台で・・・という気迫が先行して、使い勝手がややこしい印象がありました。それに比べて、L-20は肩の力が抜けて楽な感じで使えます。

ZOOM L-20は20CHとはなっていますが、内の2CH×2(4CH)はRCA端子になっていて、外部ステレオ装置からの入力が想定されているみたいです。DIN端子文化の人たちには実質は16CHと考えた方がいいかもしれません。この種の装置は、音楽ライフ(?!)の可能性を広げる、素敵なものだと今更ながらに思いました。

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2020/08/13

WATCO SATIN WAX で手入れ

昨今のステイホームに起因して、ブログの新ネタが切れていまして、手持ちネタを紹介しています。今回はオイルフィニッシュのベースの手入れ。私の愛用しているワトコのワックス(ナチュラル白)に触れます。

ワトコといえば、オイルフィニッシュのオイルが有名ですが、オイルではなくワックスの方です。私の所有しているベースで、オイルフィニッシュ(さえ、施されていないかもしれないかもしれない)の個体は、WARWICK のSS1-5st(90)、THUMB-5(ST)(89)と6st(95)。アニーボールミュージックマンのSR-5のネックの裏。例えば、オイルフィニッシュのメイプルネックが、手垢で黒ずんでいく様子は回避したい。ダークウッドのTHUMBは汚れは気にならないのですが、白木のメイプルは手入れが必要です。ワトコワックスは、汚れの進行を緩和できるように感じています。

まず、汚れをできるだけ取ります。私の汚れ落とし作法は、中性洗剤やアルコールなど塗面によって使い分け、結構乱暴なことなので紹介することは控えます。・・で、ある程度綺麗にしたらばですね、ワトコワックスの登場です。

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上の写真は、テーマとしては相応しくなかったです。マホガニー等の色のついた材は、ある意味どうでもよくて、問題は白木のメイプルですよね・・・。写真はELRICKで、オイルフィニッシュっぽいのですが、何かが吹いてあるようなフィニッシュとなっている一方、ネックが汚れがちなので、私はオイルフィニッシュとして扱っています。

ワトコワックスは、ネットで検索するとギターやベースのメンテで使われている人が結構引っかかる。なので、安心して紹介できます。
使い方は、缶ごと良く振って、刷毛で塗る・・だけ。寒い季節は塗料を湯煎して使う方がいいらしい。小一時間放置して、余分なワックスを乾いたウェスで拭いて、1日~2日放置して乾かす。最後に仕上げ拭き。(換気する、使用済みのウエスの処分方法など細かな注意事項については、製品の説明書きをお読みください)私は指板面にはワックスは(なんとなく)塗っていません。ただ、この手のワックスは、レモンオイルやオレンジオイルで落ちてしまう傾向があるので、指板にオイルを塗る際にはワックス面に付かないように注意しています。

ワックスを塗った後は、汚れの進行はある程度抑えられます。汚れてきたかな・・と思ったら、表面のワックスごと汚れを剥がす勢いでクリーニングし、改めてワックスで仕上げます。このとき「汚れはワックスごと落とす気合」が必要です。くれぐれもワックスなので、いずれ剥げますので、私の場合、半年に一度くらいの頻度でやり直しています。弾き込む人は、半年周期は長すぎかもしれません。

BRIWAXとの比較では、厚塗りで塗れば塗るほどテカテカにしたいのならBRIWAX。サラサラ感ならワトコワックス。このあたりはお好みで。
以上、ワトコワックスでした。

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2020/04/02

SB ラー油容器

新型コロナウィルスの感染防止の関係で仕事がバタバタしている一方、音楽活動しか楽しみのない私のプライベートはスカスカになっています。ともかく、休暇の日にはやることがなく、ベースやギターの手入れを次々に黙々とやりながら過ごしています。目新しい新ネタもありません。

今回紹介するのは、SBのラー油容器です。SBでは、この容器(キャップ部)を数年前から導入しており、ボタンのフィット感の向上、1/3の力量で押せるようになったこと、液だれしづらいノズルデザインによるベタベタ感の解消が図られたとされています。確かに、以前のものよりも、食卓のギョウザが一層楽しいものになったように実感するところです。ワンプッシュの吐出し量も心地良いものになっているように思います。

この空き容器(捨てるのが勿体ない)を何かに使えないか・・と思案しまして、よいことを思いつきました。

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レモンオイルの容器として(笑)です。(指板の手入れにレモンオイルを使用することについては、いろいろな意見がありますので、推奨するつもりはありませんが、私は古い昭和の人間なので使っています・・・細かくは、蜜蝋と併用しています。)

私が愛用しているレモンオイルは、楽器用というよりは家具用のオールドビレッジのもので、その粘度がラー油っぽく、この容器に丁度よいのです。
この容器は結構便利です。写真の5弦JBの面積で3プッシュ位。指で伸ばすことになりますが、いい感じで塗れる量です。私の手順では、結局オイルに触れることになりますので、容器のベタベタ感予防デザインの恩恵はありません。レモンオイルの無駄遣いの抑制にはなるようです。

ただ、くれぐれも、レモンオイルを入れたこのラー油容器を、食品と間違えないように管理をお願いします。小さいお子さんがおられるような場合には特に注意してくださいませ。

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2019/11/13

パワーサプライとグライコ導入

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前回の続きです。エフェクターケースを補修して、エフェクターを並べて使おうと思っていた矢先、電源が原因と思われるトラブルでズッコケました。楽器屋に足を運びましてね、お店のエフェクターコーナーっていつも年齢層が低めのような気がしていて、私のようなおじさんは少し恥ずかしい。試奏はしないもん。大人のジャケ買いだ。・・・と、言っても、今回の目的はパワーサプライ。試奏するようなものではありません。

店員さん曰く「トラブルの原因なんて現物見ないとなんとも言えないけれども、とりあえずパワーサプライを使ってみられたら」とのこと。在庫である商品で9Vと18Vの供給ができるもので、と、紹介してもらったのが2種類あって、安価な方を選びました。左上に位置する薄赤色のBOXです。
結果的にはトラブルは解決しました。何時間繋げていてもめげたりしなくなりました。デジタル系のものが混在すると、ACアダプター(モノによるのかもしれませんが)の芋ズル繋ぎは厳しいものがあったようです。

ところで、パワーサプライと同時にBOSSのイコライザーを入手しました。レジ前でお店のポイントが溜まっていると聞いて、では、これも・・と買ってきた。店に居る時から気になっていて顔がいい感じのEQ-200。素性は知らないけど、ジャケ買いです。

このイコライザはなかなか良いものです。使って感心しました。仕様は公式サイトで見ていただくとして、コンパクトエフェクターにしては調整バンドが10チャンネルだという点だということ、周波バンド(?!)が3セット選べる(ただし、筐体印刷されている周波数とは異なってしまう。メモリー毎にセットは変えられない。)、私には必要な2Khzの調整ができるセットが選べるという点。これを4つメモリーできる。イコライザーは各メモリ単位ごとに、ABチャンネルと二段あって、夢が広がる(いまのところ私にはその夢はないけど)。ジャケ買いした割りには凄い可能性がある装置です。私はこれまで、ベースの素の個性を活かしたいとか、プリアンプの種類で出音を作りたいとか考えていた方向の人間ですが、ベース持ち替えた時、アンプを換えた時の些細な音合わせも含めて、ドンシャリや指弾きなどの切り替えもこのEQ-200は使えます。これ、いっそのこと、もっと多バンド、多チャンネル、多メモリーの奴をラックタイプで作ってもらいたい(できれば安価で)。

写真のエフェクターの順番を紹介します。右上からコルグのチューナー→HUMPBACK2×2+OBP2プリ(自作BOX)→BOSSのコンプBC1X→ZOOM MULTI STOMP(コーラス+ディレイ+リバーブ使用/CAJのループBOX)→BOSS EQ-200→InnerBamboo DUAL BASS PREAMP→OUT。エフェクティブな音色はZOOMの役割となっていますが、このスイッチをONすることは滅多にありません。フレットレスもしくはバラードでハイフレットを弾く時位かな。なので、コンプとプリとイコライザしかないクリーンな構成です。最終段のInnerBambooはDIから出す直前の音量/音質調整のためで、原則フラットにしています。

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2019/11/07

エフェクターボードの補修

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私は滅多にエフェクターを使わない(使えない・・)主義なのですが、それでもエフェクターボード用のケースをとりあえず持っていまして、プリアンプやチューナー、ワイヤレス装置などをまとめて運ぶ時に、稀に使います。そんな訳で買ってから、あまり使ったことがないのですが、コンパクトエフェクターを外そうとした時に、マジックテープが強くて箱側のフェルトが剥がれてしましました。そんなものなのでしょうか・・・。このケースは、10年程前に買った時には新品でソコソコした記憶があり、補修することにしました。ネットを調べていると、現在はソフトケースタイプの軽量なものが主流のようで、興味がありますが、勿体ないので補修するのです。

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楽器屋に行って、店員さんに訊いたところ「メス側のマジックテープを床一面にドバァ~っと貼ったらいいっすよ。エフェクターの位置が決まっているなら、その場所だけってもありですよ。」とのことだったので、貼れる長さのテープを買ってきました。定位置がないので、ドバァ~っと貼ることにします。古いフェルトを剥がして、このテープを貼って行きました。

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はい完成。作業時間10分未満。横に貼って行ったのですが、このケースはテープの幅×6段でぴったり合って妙に感心しました。早速、次の舞台で使いそうな装置を仮に並べてみました。チューナー→前記事に紹介した自作プリアンプBOX→BOSSコンプ→ZOOMマルチ→INNERBAMBOOの流れ。ZOOMのマルチは使い方が良く判らないので、実際にはループスイッチを別に付けることになります。それぞれの装置は単体で使うことばかりで、こんなに並べてつなげたのは初めてであります。電源は10年位愛用のBOSSのACアダブターからのイモズルですね。自作BOXやINNERBAMBOOは18vですが、9Vで作動させます。

で。この装置の構成で何が起こるか、何が足りないのかお察しの方も多いと思います。電源投入後30分もしない内にACアダプターがオーバーヒート(?!)で動作停止。ダメだこりゃ・・・です。INNERBAMBOOは電力浪費気味なのは察知していたのですが、デジタルなエフェクターもすごいらしい。折角エフェクターボードを修繕したのに、なんだ、使えないじゃんというオチです。今後、楽器屋に行ったら電源装置のことを相談してみましょう。エフェクターボードってのはそうそう簡単ではないみたい。道は遠いっす。

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2019/10/31

Aguilar OBP-2とHUMPBACK 2×2をひと箱に

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先日、古めのWARWICK SS1を入手した勢いで、プリアンプを交換してしまおうとOBP-2を同時入手していたのですが、SS1を良く見て見ると結構綺麗なフルオリジナルものだったことから結果的に交換をやめました。そんなこんなで外箱に入れてしまえと。ついでにHUMPBACK2*2も一緒に入れて、切り替えられたら、便利なものができるのではないか・・・と考えました。基盤から出ている線を短くしたくない・・・なんて思っていたら、写真のようにゴチャゴチャ。自分用だし、鳴ればいいでしょ。と開き直ります。

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ACアダプタ専用として、HUMPBACKもAguilar OBP-2もどちらも9v~18v対応なので、LEDにそれ以上の対応品を使い、全体的にその電圧対応になっています。箱にスペースがあったことから、2チャンネル入力にしました。スイッチの構成は写真右上から時計廻りに1.プリのスルー(ミニスイッチ)。2.入力チャンネル切り替え(踏み込みスイッチ)(Bチャンにプラグ入力が無ければMUTE)。3.プリの切り替え(踏み込みスイッチ)。右上のつまみはマスターボリューム(B50kΩ)で、プリをスルーするとこのボリュームもキャンセルされる構造です。このボリュームは保険的な意味で付けたものの、正直いらなかったと思っています。

で、使ってみますと。HUMPBACK2*2とAguilar OBP-2の個性の違いが明らかになる筈なのですが、う~ん、これはどうだろう。2*2は低音と高音の周波数をDIPスイッチで切り替え(中音はトリマで周波数とQ幅を設定)ができるのですが、私が最初からOBP-2と違和感がないように設定してしまったことで、切り替えのメリットが感じられない。これはいろいろと使いこんで価値を見出そうという箱みたいです。作って無駄ではなかった・・というテゴタエだけは感じます。18Vで使ってみると差がでるかしら。

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