2025/09/21

YAMAHA "TONE BOOSTER"TB-01(現況)

YAMAHA TB-01は幼なじみのような対象だから
最近、改めて使い始めてみて
自分の音の一部だと・・気づかされる。
となると無性に予備が欲しくなり
40年前のシロモノを現世で買い漁って
いまさら学んでいるというお話。


 ヤマハの80年代のコンパクトエフェクターPSEシリーズ。このシリーズ中のトーンブースターTB-01に対する個人的な想いについては、過去に紹介しました。(YAMAHA "TONE BOOSTER"TB-01: Route335@weblog
 自分のバンド活動、音楽活動史を振り返ると、1980年から1995年頃をピークに2002年まで。その後、2008年から活動場所やスタイルを変えてゆるやかなに現在に至ります。その自分の最初の20年近くの期間の私は、ベースと専らTB-01だけを携えて活動していました。借り物のDIとベースの間にTB-01を差し込めばトーンコントロールが出来る訳で、便利だった。
 現在ではいろいろ高性能な機材が出ていますし、私もプリアンプの類を今ではいくつかは所有している訳で、今さらTB-01にスポットを当てるなんて野暮なことなのかもしれません。ですがね、前項ではエフェクターボードの紹介をしました。そのボードの中でTB-01は、思い出参加だったのに、結局常にON状態で使った。やっぱり長年連れ添ってきた機材って、良くも悪くも自分の音になっているように思うのです。TB-01を通した時の明瞭感、公称値BASS:100Hz、TREBLE:2kHzという、ベースにとってはレンジの狭さにあっても、音の飛びっぷりやスピード感は良いんじゃないかと。(これは個人的な感想ですが)

 そもそも、1980年代の私のTB-01の購入動機は、(エレキギターも弾いていたから)ディストーションに繋げると音が元気になる・・みたいな噂があって、それを信じたものです。ベース使用に気づくまで時間があり、当時の個体は1983年春頃にはベース専用になっていたかな・・2002年に転居した際に紛失。現在使っているものは2016年に中古で買ったものなのです。

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 TB-01への自分の想いが再燃しますと、幸いにもまだ音楽活動を続けたいと考えておりますから、故障した時のために予備が欲しい・・と考えました。ネットオークションを見るといくつか出品されていてジャンクの訳あり品っぽいけど、手に入るよう。出品されている中で、一番安いところを一つポチっとしましてね、無事に届きました。

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 届いた個体は安いだけに(?!)GAINとTREBLEのツマミが効かなかったりしたのですが、このへんはもう一台持っている強みを発揮して修理できました。・・で、ですね、ベースに繋げて弾いてみると、なんだか感触が違う。TB-01の作用としては誤差の範囲なのでしょうが、些細な差で、幼い頃からの馴染みの味とは違うような印象がありました。古い機材なので、これまでの環境により個体差はあるでしょうし、予備機としては十分なのだと頭では判るけれども、なんだかなというところ。中身をチェックすることにしました。

1号機(2016年中古購入品)
S/N#811196
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もともと持っていた個体ですね。シリアルは #811196。製造年式不明です。

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 基盤からコルグ製だというのが判ります。オペアンプはTL072CP(MALAYSIAスタンプ)です。TB-01の中身を見たのは初めてだったのですが、4558だろうと思い込んでいたので、予想外にTL072だったので少々びっくりしました。

2号機(2025年中古購入品)
S/N#810078
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 予備として購入したものです。シリアルは #810078で1号機よりも先輩のよう。こちらも製造年式不明です。

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 基盤は1号機と同じものです。オペアンプはJRC4558DVです。オペアンプ以外の部品の状態も違うため、簡単には音の違いの原因がこれだとは言い切れないのですが。でも、きっとTL072と4558の違いなのだと予想します。4558の方がツマミの操作にもきちっと反応(?!)して、判りやすい効果にはなっているのですが、少しザラついた感じがある。一方1号機のTL072は4558に比較して、作用が若干に大人しく、出音に艶がある(上品とも言えるか・・・)。
 JRC4558DVは当時のコルグ、ヤマハエフェクターでよく使われてきたというヤツで、TB-01で使われるのは不思議じゃない。では、1号機は中古品であるため、前オーナーがオペアンプを交換したのか・・などと疑いもある。交換なんてするだろうか・・・。私の初代0号機と1号機の感触は似ていて、いったいどういうことだろうと思いました。


3号機(2025年中古購入品)
S/N#814804(1983年4月保証書印)
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 上のような疑問があり、もう一台ポチりましたよ。シリアルは #814804 で1号機よりも後輩のよう。なんと、操作説明書が残っている個体で、その中の保証書の購入日が1983年4月12日とある。多分は私の0号機に近いヤツですね。


 では、こやつのオペアンプは何なんだ・・・。

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 TL072CP。基盤は1~3号機全部共通。この個体の音の感触はTL072の1号機のライン上にあると思います。この個体の方が1号機より冷たい印象だけれども、これは個体差かな。
 私の推測の範囲でしかないのですが、TB-01のオペアンプは当初はJRC4558DVで途中からTL072に変更された・・・ということでしょう。4558の個体は存在感が強くて、エレキギターでアンプの前に繋げて積極的にドライブさせる用途にはスッキリ向いているのかもしれないけれども、TL072の方は繊細な効きで、音の曇った幕を取り除く、音像をシャープにするような使い方にはいいように思います。4558の方もシャープにはなるのですが、粒がちょっと大きいような印象があり、私はTL072の方が好きです。でもまぁ、しかし、言われなければ気付かない差かもしれません。4558の2号機も予備機として大事に扱っていきたいと考えています。

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 昔の電子機器(マスプロ全般に言えることかも・・)は同じ型式でも個体差があり面白いですね。ヤマハのPSEシリーズは、現在では評価されてすごく人気があるというような存在ではないようです。中古ではそんなに高価ではない。当時は黒い筐体やツマミの重めの操作感など高級感があり、こいつを買えた時には「やったね」という気分だったのですよ。今回、40年が経って、改めてこのエフェクターに触れる機会をもち、とても楽しかったです。

おまけ記事
PSEシリーズの電源事情、私のばあい

 YAMAHAのこのシリーズのエフェクターを使うにあたって、皆、イタタ・・と感じる点。それは40年以上前から電源です。PSEシリーズは専用のシステムボードでの使用が前提になっていて、単体で使う場合9V電池専用となり、ありがちな電源の入力ジャックは装備されていません(正確にはシステムボード用の接点は内蔵されている)。対策として、1.電源ジャックを装備するために筐体に穴を開ける、2.基盤上の電源から線を取り大体外にジャックを伸ばす。3.電池スナップにスナップを介して大体外にジャックを伸ばす。の3つの方法があります。
 現在の私は、本体に加工をしなくていい方法3を選びます(昔の私は電池で使っていました)。単に、スナップに電源ジャックを繋げただけのものですので、いろいろなものにも応用が出来ます。例えば電池内臓のベースを弾く時に電池がない時、電池の代わりに使うとか・・ですね。ライブでは動き回れないですが。一つあると便利かも。その部品の自作方を紹介しましょう。

 用意するのはバッテリースナップ(ホームセンターなどでも手に入ります)。電源ジャックです。電源ジャックは一般的なBOSSの電源プラグが繋げられるサイズのものが便利・・・ここが詳しい人は常識で、詳しくない人には情報が少なく困るところかもしれない。私がこの用途で使うジャックは「MJ14」。エフェクターなど電池との住み分けのある場合にはスイッチ接点が付いた「MJ-1(MJ-1A)」を使います(丸形なので穴を開ける時には便利です)。下の写真のジャックは「MJ14」です。他にもいろいろとあるのでしょうが・・。

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 作る際に少々考えなくてはなりません。線が2本、それを接続するジャック側の接点は2個だけです。還暦を越えた私には毎回混乱するのですが、簡単な作業です。そうそうハンダコテとハンダ、熱収縮チューブ(ビニールテープでもいいかも)、念のため、導通確認のためのテスターはあった方がいいでしょう。

 バッテリースナップの赤線、黒線の考え方ですが、大概の場合は+が赤となります。9V電池の+が接続する(スナップのメス側)が赤線、逆にスナップのオス側が黒線であることに注意。製作するバッテリースナップは電池の代わりになるためオスが+(黒線)でメスがー(赤線)となります。電源ジャックの2つの接点については、「センターマイナス」の電源プラグを使う場合は、センター部の接点に赤線(-)、周辺部の接点に黒線(+)を接続します。ややこしいでしょ。
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 ハンダ付けする前に熱収縮チューブをセットしてから作業します。私の場合は黒線に細いチューブ、全体を保護するチューブ、ジャックの筐体ごと保護するチューブと3段階使っています。これで完成。ヤマハのこのエフェクターへのセットはバッテリー用のフタを外してしまうか、本体の隙間を通して、システムボード用のコネクタのフタを外して、そこから出す方法が考えられます。前者はフタの保管場所に困りますので、私は後者としています。筐体表面の4つ角にあるネジを緩めて表面パネルを外せば可能です。また、コネクタのフタは(紛失しがちですから)電池の収納スペースにテープで貼って保管しています。 これらの作業については、くれぐれもご自身の責任の中で行ってくださいませ。

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2025/09/10

還暦男のエフェクターボード、私のヤツ。

 個人Blogとしてはありがちなことでありまして、更新がなかなか・・というところです。ですが、ネタがあれば更新しますので、よろしくお願いします。今はもう9月ですね。まだ暑いです。巷でコロナ禍が去って、昨年ころから私が活動しているようなアマチュアバンドでも活動の機会が増えました。次は地元の県立ホールで行う民間団体の演奏会へのゲスト招待。これから秋が深まるにつれて、声掛けをいただいている舞台が増えていきます。とてもありがたいことです。県立ホールなんて我ながらすごい。長生きの甲斐はあるぞの60歳。いずれにしても演奏隊の中では私が一番長老なので、ジジ臭くならないように頑張ろう。

 で・・ですね。いつも自前のPAを運んで演奏している自分達としては、普段は会場で自分達の音を作れるけれども、大きい会場には専属の音響さんがおられる。当該ホールを熟知されている場合が多いけれども、そうでないときもある。自前の機材なんて100名規模の小型のものなので、大きなホールは無理。原則お任せが一番楽なのは判っているのですが、ベースのような低音楽器の場合、音響さんの経験値や考え方に頼ることになり、客席のオーディエンスからすればどうでもいい些細な範囲でも、奏者としては、なんだかな・・ということがあるのです・・、ありませんか?終わってから「ベース音小さかったね」みたいなことを言われるやつですね。そのため、音響さんがいる時には、エフェクターボードである程度作り込んで出すことにしています。対バンが居たりする場合は尚の事ですね。

 今回はそんな私の現状のエフェクターボードの紹介です。還暦となる自分と同世代のベーシスト的にはきっと、持っていてもなかなか使わないヤツ。私のボードは重低音指向(?!)じゃなく、締まった中音域で遠鳴りさせたい欲求をカタチにするために施しています。例えば20~60Hzなんていう低音は、私のようなアマチュアが卓に入れたところで音響さんが持て余すだけでは・・と考え、最初から削ってしまうような感じです。

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 ありがちなのでしょうがBOSSが多めで、マニアックなものは無いですが、私にはそれでいい感じです。

 接続順番はINPUT→KORG PB-01→YAMAHA TB-01→セイモアダンカンSTC-3M4(自作箱)→BOSS BC-1X→BOSS DC-2W→BOSS EQ-200→BB-1X→OUTPUT(+LINEOUT)

 BB-1XとBC-1Xは入手した当初は面白みが判らなかったコンビ。しかし、あっちこっちの演奏先の機材に使って判る安心感。DC-2Wはメロディを弾いたりスラップする時に稀に踏む脚色用。PBでのスラップで踏むと面白い効果。黄色い顔の箱はダンカンのスティングレイ用のリプレイスメントプリアンプ(STC-3M4)を入れた自作品。これはハムバッキングPUの個体で踏むと70年代のチョッパ~の音っぽくなるかも・・。8弦ベースでも面白い。終盤にあるEQ-200で会場での鳴りを調整します(最終端はBB-1X)。20~60Hzを削るのはここです。
 入力の先端(チューナーの次)にあるYAMAHAのTONEBOOSTER(TB-01)。TB-01は1980年代の初頭に売られていた代物で、当時、私は高校生で入手して以来、30代半ばまで気に入って使っていたもの。(その個体は20年前の引っ越しの際に紛失してしまい、写真は10年程前に中古で入手した個体ですが・・)。音色的には少々ノイズが気になるし、まるでお薦めではないのですが、「自分的にかっこいい音」になるので使用します。BASSとTREBLEの2バンドブーストなのですが、ミッドが少し凹んで、それがとても気持ち良いのです。私はGAINを上げて、少しだけ歪ませています。このモデルに価値を見出している人間は恐らく私くらいのものでしょう。

 BB-1Xはドライブほぼ0で、MIX多め、主にはDIとしての役割です。右上は自作のジャンクションBOX。フォン端子の入出力が2組。TRS用に1組です。BB-1XのラインアウトのTRSを一旦ここで受けて、ミキサーに出します。(TRS→DIN端子の変換ケーブルを携行しています)BB-1Xのラインアウトの音色って、普通のOUTの音に比べて、明瞭な感じとなっていてなかなか良いし、高価なDI買う資金はないので、私はこれで十分と考えています。私の場合、演奏先の環境によってはベースアンプではなくて、PA用のパワードスピーカーを使うことがあり、この場合はBB-1Xのラインアウトを使って丁度良いです。

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 で、続いては、還暦バンドマンにはとても優しい(?!)モバイルバッテリー電源仕様。当然、若者にもお薦め。私のような平凡レベルのバンドの場合、演奏会当日は主催者側から「さっさとやったら、さっさと帰ってくれ」という気圧を感じることが多いです。そんなこともあって足元はシンプルにしたい。舞台上で使うコンセントの数を減らしたい。足元にACアダプターがゴロゴロしているのは精神衛生上、好ましいものではありません。
 ある時、ネットで見ていたら、モバイルバッテリーを電源に使う事例(?!)が紹介されていて、飛び付きました。USBのトリガー云々とか、最近の電気のこと詳しくないので、適当に繋げたら動いているという風情ではあります。10000mAhのコンパクト型のモバイルバッテリー、この写真の電源ケーブルは熱帯河川系大手通販サイトで調達した「エフェクター電源 急速充電専用 USB Type-Cトリガーケーブルセンターマイナスケーブル長30cm(PDC-12VM(DC12V))」なるもの。パワーサプライは「VITAL AUDIO/VA-08mkI」を使っています。このパワーサプライへモバイルバッテリーから電源を供給するという訳ですね。私のこのエフェクター群では、バッテリー満タンで3時間は余裕で使えています。もっと容量の大きいものや、予備のバッテリーがあると安心ですね。また、PD対応のバッテリーが良いらしいのですが、PDにもいろいろあるようで、調達前にインターネット上の情報を良く調べた方が良いでしょう。このあたりは私が詳しくないところであります。

 ステージの準備と片付けの作業は、特に私のような年寄りには堪えますので、電源線類が減れば良いですよね。モバイルバッテリー稼働によるエフェクターボードは大変便利となり、お蔵入りしていたエフェクターボードを持ち出す頻度が増えます。私はそうでした。バッテリーへの事前充電は必要ですけど、昨今ではタブレットによる電子譜面やページターナなど、演奏前に充電の手間が必要な機器があることは不思議なことではなないかもしれませんから、とてもお薦めです。しかし、最近ではモバイルバッテリーの後始末などの問題も取り沙汰されてもいますので、導入にはよくお考えになってご判断くださいまし。 還暦男のベーシストのエフェクターボードの状況報告は以上です。

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2025/03/13

HIPSHOT 5 String KickAss ブリッジ交換

HIPSHOTのブリッジは弦間を調整できるヤツが好き。
とは言え、買っていて使わないでいたヤツを
取り付けてみたのだった。

 ベースギターの弦間ピッチ。5弦ベースの現在の標準は18mmなのだそう。4弦ベースの標準は19mmとのことだけど、伝統的なフェンダー4弦のブリッジサドルの幅はもうちょっと広いと思う。スパイラル型のサドルのような場合、比較的自由に弦が収まる場所を決められるから、指板幅(弦落ちしない程度)のギリギリを攻めればもっと広く使える。

 昨年の暮れに、XOTICの5弦PB型のベースを手に入れました。何故PBかと言いますと、既に私はJB型のベースはそこそこの数持っていますし、お店で弾いたPBタイプが自分の持っていない音に感じてイイと思ったというところです。

 話が逸れました。そのXOTICの5弦ベースにはHIPSHOTのA型(弦間19mm)に似たブリッジが付いていて、弦間を整えたりすると、私にとって弾きやすく感じ、ボディがアルダーで軽いから、お気に入りのものになりました。でね、ネック(21フレットあたり)の幅を測ったのですよ。XOTICの5弦ベース は、私がもともと持っていた5弦ベースと比べると、そんなに広いものではなく、例えば古いAtelierZの18mmブリッジのネックと同じか、若干細いのです。その18mmのAtelierZはGOTOHのブリッジが搭載されていて、綺麗な音で鳴るのですが、弦間の問題であまり弾いてあげられていない。なので、19mm幅で弦間が調整できるブリッジに交換し、XOTICの5弦ベースのような設定にしたらば、すごくいいんじゃないか・・と考えた訳です。何年か前に買って(サイズが大きすぎて)使って無かったHIPSHOT 5 String KickAssのブリッジを見つけたのです。

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 ベースのブリッジの位置は、センターのど真ん中が正解という訳ではないみたい。1弦側に寄っているものが多い印象があります。私は不勉強で正解を知らないのですが、指板上の1弦の場所位置で決めることが普通なのでは・・と考えています。このAtelierZ は18mmピッチのブリッジが無かった時代の個体のため、GOTOHブリッジとなっていますが、これもセンターという訳ではないです。

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 HIPSHOT 5 String KickAssブリッジは、ちょっと大きいのですが・・。リアピックアップの幅に近い大きさでしたので、センターライン上に装着することにしました。BADASSブリッジっぽい響きを期待する場合、もう少しボディエンド側に付けて、弦の角度を緩やかにしたいのですが、上の写真あたりで一杯いっぱいです。あと、サドルのバネの問題があります。この製品には短いバネが予備で付いているのですが、それでも足りず、オクターブ調整がバネの厚みで届かなかった(?!)ため、もともとのGOTOHブリッジのバネを移植し、サドルの移動幅を確保しました。上の写真のバネは移植前ですね・・。

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 上手く取り付けることができました。AtelierZの仕様では18mmピッチなのですが、19mmの(可調整の)ブリッジを取り付けて弦間をぎりぎりまで拡げることができたという訳です。誤解が無いように、AtelierZの本物の19mmピッチモデルは、当然ながら18mmタイプのものに比べて指板がまだまだ広く、19mm専用のバダスタイプのブリッジと伴って余裕がありますす。簡単に言えば、弦落ちのヒヤヒヤ感は少ないのです。
 この黒色のAtelierZは15年程昔に中古で入手した1990年代中盤の個体です。指板がハカランダ(多分)だったり、ネックに目の詰まった材が使われているカスタム仕様で、アッシュの割に軽めの重量だったりして、今の私の気分に合っています。XOTICの5弦PBとネック幅が似ているため持ち替えが楽ですから、この2本で出かけてもいいかなと考えています。

 ベースに限らず、ギターや車もパソコン・・いろいろと、カスタムするために調達したものの、なんとなく腰が重くなって、交換せずに保管しているパーツが私は多めかも。自分の歳も歳なので、今さらなカスタマイズをしてしまおうかと。してなくて良かったというものも少なくはなくて、そんなものは触らないけれど。また、この種類の話題があれば紹介します。では。

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2025/02/26

HIPSHOTペグ。ライセンスドからUSAへ

HIPSHOTのペグをCLOVERからLOLLIPOPへ交換した。
もともとベースに付いていたペグはライセンス品だと後で知った。
アマチュアの私には大変な作業となったのだ。

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 昨年の12月にベースを新たに入手しました。この個体の紹介はいづれ。私としては珍しいことに新品でして、だから、という訳でもないのですが最近は気に入って使っています。PBタイプの方です。1PUならではの「漂わない低音(?!)」感が、今の自分の楽隊の中では使い易いようです。PBらしいハイミッドで、5弦タイプなので私にとっては重宝しています。

 この個体、白ボディでマッチングヘッドなのですよ。本家PBでのマッチングヘッドはレアでしょう。私の経験則としてはレア過ぎて興味の対象からは外れるのですが、これは本家ではないのでアリだろうと。いろいろな想いがよぎった結果、クローバー型のペグをパドル型に替えてしまいたくなって、このベースの入手早々に作業を開始したのです。同じHIPSHOTで、ツマミ以外は同じでしょうし簡単に交換できると考えていたのです。

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 上の写真、手前が新規に調達したLOLLYPOP(パドルペグ) で奥がこのベースに付いていたCLOVER。ちょっと詳しい人だと「はいはい、そのことね」・・とお判りになるでしょう。新規調達したLOLLYPOPはUSA印の本物(?!)で、元々のCLOVERはUSA印の無いライセンス品。ナットの外径がUSAの方が若干大きく、また、ナットはUSAとライセンス品では流用が利かないため、ヘッドのペグ穴をわずかに広げなければ装着することが出来ません。「わずかに広げる」といっても紙やすりで数回こすれば済むような容易い量ではありません。新品のベースなので、もったいなくなって一旦、着工を諦めたのですが、結局決行しました。

 この交換は外観を自分好みにしたいという目的だったのですが、機能的なメリットはないものかなと調べました。例えば、ペグの重量が軽くなり演奏性が増したり、重くなってトーンが一層良くなったりといったところです。このペグのモデル名は「ウルトラライト」だったと思います。軽さがウリの商品ならば本家USA版はライセンス版に対して軽量ではないか・・などと仮説を立てました。が。

下の写真はライセンス版
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55.0gです。念のため、ペグ付属のナットとワッシャーを含む重量です。

では下、USA。
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57.5g・・・・。(念のため、これもペグ付属のナットとワッシャーを含む重量です。)
2.5g重いやんけ

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ライセンス版のナットとワッシャーを除いた重量、52g

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USAのナットとワッシャーを除いた重量、47g(ライセンス版より5g軽い)

ということは
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USA版のナットとワッシャーのみの重量、10.5g(ライセンス版の重量を測り忘れてしまった・・多分3g)

 本家USA版は本体だけはライセンス版に比べて5g程度軽いが、周辺部品一式とまとめるとライセンス版に比べて2.5g程度重くなる。したがって私の今回の企てでは、ヘッド側がペグ5個で10g重くなるという結果。私が最近使ってるクリップチューナー(unitune)が32gですから、それよりも変化量が少ない。という訳で、機能的なメリットはない模様です。

 ライセンス版の機能に不都合がある訳ではないのですが、ここはやはり、パドルペグを入手してしまった訳でありますので、覚悟を決めて交換することにしました。ヘッドのペグ穴の径を拡げなくてはなりません。下の写真は施工後のものです。紙やすりを木の円柱材に巻いて、グリグリと作業します。
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穴の側面を見てもらうと判るのですが、ヘッド裏側の内径が小さく、段になっています。固いメイプル材を紙やすりの手作業で均等に削ること、内径の小さい部分は触らぬように少しづつ作業したいこと、・・など大変で、休日の2日間を潰しました。メイプルより先に自分の神経が擦り切れそうでした。結果的には、予想していたよりも良い出来栄えとなりました。 穴を拡げたら、あとはネジ止めするだけです。

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 完成。外観は自分好みとなりました。音色や演奏性の変化は感じられません。HIPSHOTペグの、ライセンス版からUSA版に交換する場合、大変なことになるかもしれませんのでご注意を。

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2025/02/20

お疲れさまの1990年代のSONY MDR CD900ST

 昨年末、めでたく私は還暦を迎えました。振り返れば、誰にでも、長年大事に使ってきた道具というものがあろうかと思います。普段使いでなんとなく長く使っているヤツ。歳をとるとそういうものが増えた。 私の場合、例えばヘッドフォンのCD900STです。私はそのマニアではないので、製品の歴史には詳しくないのですが、90年代初頭のバブル真っ盛りの頃にこのヘッドフォンは存在していて、当時はとにかく憧れたやつ。当初は民需として提供されていなかったことで、「自分用」で所有している人はなかなか居なかった。95年だったと思うのですが、PA機材の専門店などで扱われるようなったと噂になり、でも数が少なくて、私の個体はその時にコネというコネを活用してやっと入手した代物。以降、大き目の家電店では並び珍しくもなくなり、ネットで普通に買えるし、今では定番のヘッドフォンですよね。
 で、私は1995年に入手した初代から、ときおり(2012年、2017年に)買い足しておりまして、現在3台が稼働しています。それぞれの個体を聞き比べると音は古くなる程に大人しくなりますが、今やその違いも愛おしい。
 私の初代機はかれこれ30年、結構な古さになると思う。いつのころからかCD900STは「どこが壊れても治せる」と聞くようになった。治してくれそうな専門店なんて私が暮らす田舎にはなくて、ネットを調べてみると、部品が入手できる。自分で補修したらいいのだと考えたのです。自分でメンテナンスをすることにしました。


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 上の写真は、初号機(1995)のパッドを外したところです。満身創痍。ウレンタンリングが加水分解してベタベタ。恐らく出音に関わる部分は、外観ではドライバーユニットの汚れと、ウレタンリングの腐食です。今のところ音は鳴りますので、私としてはドライバーユニットは経年変化の味の部分と考え、壊れない限り交換はしません。ただしかし、本日の私はドライバユニットの裏にあるミクロングラスを新しくしようとし、サビサビのネジを外そうとしましたが、錆びていたネジをなめまして。掘り起こしてネジを外す結果となりました。”前面板”という名称らしいのですが、新規に交換することになりました。そのため、ハンダで一旦、ドライバーユニットを外します。(この古いユニットはそのまま使います)
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 新しく手配した”前面板”は少し改良がなされているようでした。古い筐体にもバッチリ着きます。
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 私の所有しているCD900STの中で2012以降の個体を見ると止めネジ(タッピングネジ)が銀色になっています。1995年入手の初号機は黒色です。黒色ネジがいつまで使われたのかは知りませんが、現在でもCD900ST として供給はなされており、苦労無く手に入れることが出来ました。念のため銀色の部品も黒色の部品も同じ大きさに見えますので、きっとお互いに流用可能のものと思います。
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きっと今回のメンテではウレタンリングの新調が肝。白い部分は”前面レジスタ”という部品名ですが、汚かったので新しいものに交換しました。ただ、レジスタは汚れていても音への変化はさほどないのでは・・・。

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ウレタンリングの部品は円形の一枚シールなのですがリング状の切れ込みがあります。取付は貼ってから不要部分を剥がす方法のようです。
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 ”for DIGITAL”の赤いステッカー。私は・・というか私の世代はこれに憧れた訳であって、ボロボロであっても剥がすことは出来ません。今回のメンテナンスで、出音の変化が期待できる項目は、「ドライバユニットの掃除」と「ウレタンリングの交換」なのですが、掃除して元気になったかな・・という程度で、ドライバユニットの経年劣化を感じるところです。きっと、ドライバユニットを新しい物へ交換すれば生まれ変わるのでしょうが。やはり、この個体には30年連れ沿った音を楽しみたいと思うところです。

 あと、この個体についてはイヤーパッドをサードパーティ品の分厚いタイプのものに交換しました。20250213g
 上の写真は左から1995年、2012年、2017年。1995年、2012年についてはパッドをサードパーティ品に交換しています。1995年は"YAXI stPad2"、2012年は"YAXI earpad DELUXE(BLUE&RED)"。非純正パッドはリスニング用として使う個体に耐久性と着用感を期待しての交換したものです。3台の中で、最も新しく、活き活きした出音の2017年は自家製音楽でのモニター用で使うため純正仕様を維持します。くれぐれも出音では純正パッドが一番なのだと思います。

 今回のメンテナンスは1995年の個体だけと考えていたのですが、他の個体もチェックしてみましたら、すべてウレタンリングがベタベタになっていましたので、結局全てのリングを交換しました。CD900ST を製品の目的通りにモニターとして使いつづける場合、頻繁な点検整備が必要なのかもしれませんね。

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2025/02/12

WARWICKのプリアンプBEC3#M60034-18

 既に去年のことになりました。2024年の年の瀬に上京して、お茶の水の楽器店や秋葉原のパーツ屋をまわりました。これは上京の際の私の楽しみの恒例行事となっています。ともかく、秋葉原の、とある部品店です。ここでは数年前からWARWICK関連の部品のジャンク箱(当初はお宝が沢山入っていたという・・)が置かれていたりして、これまで品番だけでは何が何やら判らなかったことがあり、知識不足がたたって、勇気がなく買えなかったのですが、今回、残り少なくなった箱の中の部品の中から、ビニール袋の中を探って3バンドっぽいものを探して入手してきました。M60034-18という品番の部品です。正直、その時にジャンク箱の中にあったプリアンプはこれくらいしか残っていなかった・・というところだったかもしれません。

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M60034-18という型番を調べてみると、WARWICKの3バンドEQ(18V)仕様のプリアンプ(BEC3)で、私が好きなど真ん中のヤツでした。18V仕様が私の心にツーンと利いてくる。自分の所有機の中では97年のストリーマーや95年のサムのプリアンプ。B
ass:100Hz、Middle:800Hz、Treblle :8.5kHz(全て+-15db) BassとMidの設定値が高めで使い易い。私のようなアマチュアが外で演奏会をする際に、自分の貧相なPA機材には馴染み易い帯域のように思います。しかし、「高め」と言っても腰高な印象はありません。90年代の頃、販売店などではWARWICKのベースをさして「地鳴りのような低音」と例えられることもありました。地鳴りかどうかは判りませんが、いかにもヨーロッパ的な湿度タップリの濃厚な低音感と感じるものです。

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今回入手した部品を、97年のSS1と比較します。部品の一つ一つには違いがありますが、回路は同じもののようです。あと、秋葉原のお店で入手したこのジャンク部品は、無事に作動しました。こいつを別箱に入れ、繋げて通せば、私のベースはことごとく全てイイ感じのものになるに違いありません。(きっとそうだ)

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 直前の記事ではハモンド1590Bを紹介したばかりでした。今回の基盤について、私の技術ではその1590Bには入らなかったため、結果的にTAKACHIのTD9-12-4Nという箱にいれました。9V電池2個を収納したときに、私の技量ではこのサイズでいっぱいいっぱいです。TD9-12-4N(85mm×35mm ×120mm )の大きさは、MXRのPHASE100の箱よりも一周りコンパクトです。
 この箱には、3バンドの調整つまみに追加してEQのON/OFF、MUTEスイッチ、ボリュームつまみ、そのボリューム自体のON/OFFスイッチを付けました。リハーサルの時間など小さい音でちょこっと練習するような場合に、ボリュームのON/OFFがあった方が便利かと思って取り付けました。
 入手時に基盤と3EQ、マスターボリューム+バランサーは配線がなされていました。別箱の場合、マスターボリューム+バランサー の2連ポットは不要ですので、取り外しています。素人工作らしく考もえなく、あれこれLEDやスイッチを付けましたが、
まぁ、普通に考えればMUTEスイッチ以外には触ることないでしょう。

 完成して繋げて音出しすると、私にとっては、まぁ面白い、面白い。まず、私が所有しているWARWICKの内、BEC3ではないヤツ・・個人的にMECのモールドタイプの2バンド(9V)が得意ではなく、そういう場合ことごとくプリを交換してしまっているのです。そのため・・SS1の4弦と5弦、THUMB5弦などはBEC3の音でWARWICKらしくなり嬉しい。誤解なく説明を加えると、私のいわゆる2バンド時代(1990年代初頭~1993年頃までの)のWARWICKは、まだ3バンド(あるいは18vタイプ)は無かったと記憶しています。例えば私の91年のSS1(4弦)はEMGの2バンド(PUも)に替えていますが、このEQをオミットしてBEC3を通した時には、ぐっとくるものはありました。そして、WARWICK以外のベースは、なんとなく欧風な音になったかと。最近は軽めの重量のベースの需要が高いと聞きます。このBEC3はそういうベースの基調の音にあるのではないかと思うところ。でもこのあたりは好き嫌い色々と別れるのかなと思います。

 秋葉原でジャンク屋で買ってきたBEC3の報告は以上です。

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2024/08/15

TAMA #839 ギタースタンド

 昔に振りかえれば、自宅にギタースタンドが普通に置かれるようになったのは90年代の(バブル末期)の頃と記憶しています。1、000円位で買い易かった。それ以来、私はずっとそんな感じで、部屋中に安いスタンドが増えて行きました。スタンドの溶接された場所は朽ちるため、世代交代は進んでいます。安いヤツで困ったことはないけれども。今回、プロが使っているようなクロームメッキな外観のヤツを。自分への褒美を含めて、初めて買いました。いわゆるタマの839です。
 これはすごくいい。なのですが、スタンドのゴムはラッカーにかぶれそうだからと、安易に布でも被せようならツルツル滑って、扱いが難しくなる。そのまま使うなら、とてもいいのですが・・。柔らかいスポンジが適切だろうとホームセンターで、ゴム(スポンジ)を入手して、取り付けることにしました。

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下の写真のようなことになります。

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ラッカー塗装の楽器のため、念のために、この上から使い捨てのショップタオル等を外皮にテープで巻いて使っています。

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2024/07/17

クリップチューナーのグラグラ補修

 ギターやベースギターのヘッド(に限らないですが・・)にパチンと挟んで使うクリップ式チューナー。結構、昔からあるのでしょうが、その黎明期の頃は、個人的に(当初はアコギの方に多かったと思うのですが・・・)ヘッドに着けたままステージに立っている風情があまり好きではありませんでした。エレキギターやベースの場合は足元(もしくはラック)にチューナーを置けよと。でもベースの場合は、足元エフェクターなんて滅多に使わないから、チューナーがクリップで済むなら、機材の簡略化が図れる・・・と気づくのです。
 10年程前、クリップチューナーを入手しました。とても便利です。私のようなアマチュアはチューニングする時だけ装着する。原則外して、入れたズボンのポケットをゴワゴワさせながら演奏する。演奏が始まって外し忘れていることに気付くことが少なくなく、その時は気分が沈むのです。みんなきっとそうなのだろう、と想像します。

 で、私のクリップ式チューナーは時々、新規に買い足ししたりして結構な数がある筈なのですが、ギターケースのポケットやカバンに入れて忘れてしまったものもあり良く判らなくなってしまっている。しかし、一番最初に入手したヤツは、現役を離れて隠居生活というか、自宅のデスクの上にいつもあるのです。KORG PITCHHAWK-Gです。私のギター人生のチューナー装置を振り返ると、最初のベースギターで楽器店付けてもらった「ゼンオンジャスティーナ」の他は、ストンプボックスタイプ、ラック式、クリップ式、偶然、全てKORGでした。ありがとうKORG。
話を戻します、私の初代クリップチューナであるKORG PITCHHAWK-Gは、隠居させているとは言っても、普段使っているので、ずっと酷使しされている環境です。長く使っていると、首がぐらんぐらんに緩んできますよね。グラグラだとチューニングの反応が悪いように感じます。

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このチューナーは型式が古いので、現在での評価の程は知れているのでしょうが、私としては現役で使用しておりまして信用している装置です。しかし、首がグラグラ。実は数年前にDIYで修理を行って今回二度目。私の方法はKORGの公式なものではなく、きっと、やってはいけない部類の作業となりますので、真似して行う場合は、壊れてしまっても私は責任はとれません。私としては壊れてしまっても仕方がないと割り切っていた愚行でありますため、このへんのご理解はひとつよろしくお願いします。

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 上の写真のこのボールジョイント(?!)部を外します。外し方は、割ったり折らないように、冷静にゆっくりとグイグイっと力を入れて外す。演奏中にズボンのポケットに入れていたりすると、稀に頭が外れてしまうことがありますよね。そういう場合は、グイグイっとはめていると思います。その逆の作業という訳です。・・・別に正しいやり方があるかもしれません。

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外れました。(バッテリーは外す必要はないです。)ジョイントの中を見てみると透明なフィルムのようなものが収まっています。このフィルムは、前回の作業で私がセットしたものの可能性があります。すっかり忘れてしまいました。

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←のコンタクトレンズのようなフィルムがボールを滑らせ支えている部品なのでしょう。このPITCHHAWK-Gは2度目の修理(補修)でありまして、前回私が装着した円形ゴムが、透明フィルムの底から出てきました。私の修理は、ジョイントの穴の底部をゴム板で底上げし、グラグラな隙間を窮屈にし安定させる・・・という方法です。ゴムではジョイントが滑らかではありませんので、クリアシートのようなフィルムのような滑りの良いものが接触面にあった方がいいですよね。

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私が使用したゴム板は1mm厚のもの。8.0mm径のパンチで切り出します。

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ハイ、出来た。この個体にはゴム2枚(初回の修繕であれば1枚で十分でしょう)(とフィルム)を戻して完成です。

頭グラグラで使わなくなったクリップチューナは、ひょっとすると修繕できるかもしれません。私はこのようにして補修しています。

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2024/02/28

Roland SP-404MK2(ぽん出し装置)

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 コロナ世が明けて、世の中に・・と言いますか、私の暮らす田舎町でも音楽演奏や舞台の機会が少しづつ増えてきたように感じます。で、町から自分の所属する団体に声が掛かって演奏する機会を貰いました。演奏だけではつまらないし、どうせならばと寸劇を入れることにしました。次は、どんどんエスカレートして効果音が欲しいと。「ぽん出し装置」とかサンプラーっていうのですかね。全く詳しくないのでネットで調べまして、入手したのがSP404MK2です。完全に予算オーバー。AKAIのMPX8と悩んだのですよ。MPXの方のレビューを見ると「WAVがそのまま読み込めない。AUDACITYでエクスポートが必要」とか「ベロシティが感度ゼロにならず」ポン出しとしては使う場合は、音量にバラツキがある・・・などとある。一方でSP404MK2には悪い意見がなかったため、ちょっと高いけれども選びました。
 SP404MK2は使ってみると、PCと接続したデータのやり取りや設定、「ぽん出し」程度の範囲であれば、私のようなド素人でも簡単に操作できました。とてもいい感じです。ただ、しかし。cubaseで作ったWAVを、転送しようとするとメディアエラーとなリ無理。WAVファイルの属性違いであれこれやっても無理。結局、AUDACITYでエクスポート(WAVではなくFLACに変換)して解決。私はPCで音楽を聴く際にはSONYのXアプリ(古い!!)を使っています。Xアプリに貯蔵しているWAV音源はそのまま転送することが出来ました。自作WAVの転送操作については、一ひねりがある点は要注意です。

 SP404MK2のおかげで舞台を盛り上げることが出来、無事に終了しました。よかったよかった。しかし、買ったけど、次にコレを使う機会はあるのだろうか・・。

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2020/12/16

NS10Mでのミックス作業でふと思う。理想のベースの音ってなんなんだ。

前回のZOOM L-20とのつながりでDTMに触れてみます。
下の写真は、私が愛用するCUBASE5(古い!)の画面です。私は音響的なことについて学んだこともなく、完全な素人でありまして、毎度困ってしまうミックス作業。アンサンブルの中のそれぞれの楽器(音)の居場所を決めていくってやつでしょうか・・。楽しい作業ですが、自分の基準ができていないので悩ましいのです。

音圧を求めなければ楽なのでしょうけれど、クリップぎりぎりまで持っていきたい。心の根底には、聴いた人に「この音源、音、でっけぇ~」と感じてもらいたいという欲望がおこるのは、私だけではないように思います。”音圧”は煩悩なのかもしれませんが、アマチュア自家製の音源を聴いてくれる人はオーディオのボリュームを下げることはあっても、上げることはないでしょう。そんな訳で、私の前提として音圧の煩悩と付き合っています。

このブログの性格を踏まえるとベースの音です。ボーカルやピアノ、ギター、太鼓と楽器が増えて行くと、いつも割を食うのがベース。周波数帯域の中で残っている隙間が少ないのです。ヘッドフォンや大型のハイファイなスピーカーでモニターする分には問題なくても、NS10Mのような小さいスピーカーでは、うっかりするとベースがまるで聴こえないなんてことがある。

太く、ふくよかな包み込まれるような低音、艶のある高域の伸び・・・、プリのトーンコントロールをフル活用。一人でアンプで弾くベースの音色は、私の場合はこんな感じで音作りをしていますが、そんな気持ちの良い音のまま録音してしまうと、ミックスの際に居場所がないなんてことになります。NS10Mの特性に限って言えば、カタログ上の再生周波数帯域60㎐~20k㎐の内、実際は100㎐あたりから下は鳴っているように聞こえません。そのため、ベースの低音感や存在感はその範囲で演出しなくちゃならない。私の経験則で200㎐~400㎐あたりでしょうか(この範囲、楽器が増えると取り合う場所です)。この部分、いわゆるミッドレンジはベーシスト的には心地よくない。要するに録音する時は自分が好きなベースの音を捨てないとならないという訳です(PAに音を預けるステージでも同じでしょう)。

NS10M(もしくはそれっぽい小さなスタジオ系モニタースピーカ)は使わず、重低音のよく響くハイファイなスピーカで作業したらよいだろう・・・ということはないようです。ベースの位置設定(太く、ふくよかな低音感)は楽になるものの、重低音域が増えると音全体が飽和してしまって、完成した音源は、当初お話した「拘りの音圧感」からは離れていく傾向があります。ベーシストが自分の演奏したトラックを含むミックスをする場合、とにかく自制心が必要。今更NS10Mなのか・・というところなのですが、ベーシストがうっとりするような低音や高音が再生されないNS10Mは、自分の演奏トラックを再生するやいなや自分の目を覚まし、正気に戻してくれるに丁度良いスピーカだと考えています。

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で、私はベースという楽器が好きなので、みんなと同じように普段はあれこれ持ち替えては楽しんだりしています。一人で楽しむならそれでいいのですよ、それが楽しい。でも、アンサンブルの中の位置関係を考えた時に、結局、ベースは弾きやすくて、よっぽど変な音が鳴らないものだったら、なんでもいいんじゃないかと・・・頭をよぎっては寒くなったりします。個人的に自宅録音の際に使いやすい音のベースはPBです。楽器のツマミはフルテンで(笑)。

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