DTM:PBとJB、 宅録フォークギターとの相性はどっち?
2か月程前から、必要があって宅録の作業を行っています。曲は1960年代末期の頃のフラワー系のフォークグループ風。音はフォークギター(3トラック構成)を主に、生声の歌とコーラス、打ち込みのローズとストリングスとホーン、ドラムス。録音のカホンとベースの構成です。で、やっと打ち込みも録音も揃いましてMIXの段に入ったのですが、そこで今回の問題、ベースの音が立ってこないのです。録音には71年のPBを使いました。フォークギターのトリオのバックに、ブリっとした音のベーシストが居るようなイメージだったのですが、なかなか。生ギターならではの倍音豊かで艶のある、いわゆるみずみずしいギターの音にこだわると、PBらしさが表現できない。当然、PBが合っていない訳ではなく、私の腕(編集技能)の問題。ベースギターの音は残るのですよ。でも、欲を言えば、どうせなら「このベース、PBっぽいね」と言われてみたい。しかし、時間切れです。
もう一度、同じパートをJB(メリケンビンジャズ)で弾き直して聴き比べてみました。JBはいつもJBで、普通です。2ピックアップでミックスで邪魔なところがフェイズアウトしていること、その音がJBの音なのだというところが凄いところなのだなぁ思います。今回は残念ながら、そのままJBの録音を採用。ただ、いつかは生楽器の生々しさとPBらしい音を共存させた自然派(?!)の作品を作ってみたいものです。
写真は2006年のビンジャズです。10年前に地元のリサイクル店で入手したハードボイルド(?!)なポンコツなのですが、私の手元でほどほどに扱ってきたら、更に程よい年式感が出てきました。白色の黄ばみが凄みを増している。以前このブログで紹介したトラスロッドに疑問がある個体で、今でも、状況は同じです。しかし、ネックの状態自体は問題はありません。この個体、久しぶりに弾いたのですが、音は程よくパリっとしていて、まったり感もあり、ビンジャズは捨てたもんじゃないな、と感じました。
最近のコメント