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2024年8月

2024/08/21

AriaPRO2 AVB-SSB-016'1993(その3)

 AriaPRO2 AVB-SSB-016は触れば触るほど、自分としては納得がいかないところが見つかりまして、変えつつあります。トレブルのつまみを少しでも触るとノイズが大きくなりオリジナルのプリアンプを撤去し、バルトリーニのバッファーを内蔵しました。トーンはパッシブトーン。私の場合、フレットレスベースはライブ演奏というよりも録音することが多いです。この個体についてはベースやトレブルなどのEQによる演出装置は内蔵されてなくていい・・・と考えた訳です。
 AriaPRO2 AVB-SSB-016の出音のクセ・・にいきなり触れてしまいますが、トレブルが実用的の範囲を超えてキンキンすることに加えて、フロントPUの音が妙にブーミー(歪んでいる)だ・・という点です。歪んでいてピッチを合わせやすい・・・ということもあるかもしれませんが、歪み方にも厳しいものがある。ヘッドスペースの問題なのでしょうか。

 自分の老化が進み、何が良い音なのやら判らなくなっております。最近はパソコンのアプリが増えたこともあって、スペアナ的なアプリを見つけて視覚的に検証することが出来る時代です。このグラフを使ってみまししょう。ただ、恐らくはこの種(スペアナ属)の分析結果は弾き方が一様ではないなど、同条件での再現とは言えないことから、誤解を起こしやすいのです。なので、見た目の様子、雰囲気ということでお付き合いください。アプリは「Spectralissime」を使います。 このアプリは面白いと思います。

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TOKAI JS70(JAZZ SOUND)'1983 FLETLESS FRONT-PU

まず、私のフレットレスベースの心の故郷、東海楽器製のJS70。上がフロントPUでコンデンサーは223(0.22μF)のフルテンです。トーンが利いてなくてもこういう形状グラフとなります。ピックアップは後藤だったと記憶しています。ちなみに4弦5フレットのAの音を出力しています。

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ARIA PRO2 AVB-SSB-016'1993 改;プリアンプ撤去→BALTOLINI AGBD918-2 FRONT-PU

オリジナルのプリアンプは外してしまった後のAVB-SSB-016です。フロントPUのみでトーンは絞っていません。バッファーのBALTOLINI AGBD918-2は6kHz位までフラットに出力しようとしていることは判ります。AGBD918-2を入れると、ご覧の通り音像が明瞭となるため、歳耳の私にはとてもありがたい装置となっています。不要な高域音は後加工で削ればよいとは思うのです。

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ARIA PRO2 AVB-SSB-016'1993 改;プリアンプ撤去→BALTOLINI AGBD918-2 FRONT-PU/PASSIVE TONE-223

BALTOLINI AGBD918-2とパッシブトーンの組み合わせです。223(0.22μF)をフルに絞ったグラフが上です。東海楽器のJS70ではトーンを触らないままにして8kHzで0になるようなカーブとなっていました。AGBD918-2での223では、8kHz以上にもまだ残っている・・ということが判ります。これはこれで良いのですが、妙な高域の残り方にはスカスカ感を感じるところなのかも。

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ARIA PRO2 AVB-SSB-016'1993 改;プリアンプ撤去→BALTOLINI AGBD918-2 FRONT-PU/PASSIVE TONE-473

コンデンサーの容量を大きく473(0.47μF)に換えてみました。JS70のグラフカーブに似てきましたよね。BALTOLINIの公式サイトの配線図例では、AGBD918-2の場合、何例かの配線図が掲載されているところ、私のこの配線は公式によるパッシブトーンの例でありまして、配線図上のコンデンサーは473でした。223よりも473の方が、パッシブ回路(?!)でいうところの223に近いのかもしれません。

とりあえず、これでしばらく使ってみましょう。

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2024/08/15

TAMA #839 ギタースタンド

 昔に振りかえれば、自宅にギタースタンドが普通に置かれるようになったのは90年代の(バブル末期)の頃と記憶しています。1、000円位で買い易かった。それ以来、私はずっとそんな感じで、部屋中に安いスタンドが増えて行きました。スタンドの溶接された場所は朽ちるため、世代交代は進んでいます。安いヤツで困ったことはないけれども。今回、プロが使っているようなクロームメッキな外観のヤツを。自分への褒美を含めて、初めて買いました。いわゆるタマの839です。
 これはすごくいい。なのですが、スタンドのゴムはラッカーにかぶれそうだからと、安易に布でも被せようならツルツル滑って、扱いが難しくなる。そのまま使うなら、とてもいいのですが・・。柔らかいスポンジが適切だろうとホームセンターで、ゴム(スポンジ)を入手して、取り付けることにしました。

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下の写真のようなことになります。

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ラッカー塗装の楽器のため、念のために、この上から使い捨てのショップタオル等を外皮にテープで巻いて使っています。

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2024/08/14

AriaPRO2 AVB-SSB-016'1993(その2)

 このARIA PRO2(AP) AVB-SSB-016について、手元に来てから、あれこれ点検を行いました。リサイクルショップのサイトで手に入れたものなのですが、ものすごい綺麗なのですよ。恐らく長期間に弾かれなかった個体のようで、それに起因する問題はありながら機能的には概ね問題はないような気がする。最大の問題はネックなのですが、リリーフ量を考えれば適切な状態だったとは言えます。ただ。トラスロッドののり代の範囲では、ネックが動かなかった・・・というところです。それは、嫌じゃないですか・・・。押したり引っ張ったり(?!)して、ロッドの動きを確認。FENDER SRBの強靭なネックに比べるとこのARIA PRO2は少し不安になるところがありますが、何日間の努力で少し動いてきた。くれぐれも設計や作りが悪い訳ではない。30年以上近く放置されていたことを考えると材料的には安定しているネックなのだとは思います。

 概ね問題はないとしても、私が処置したいくつかの問題点の改修と、カスタマイズに関してBLOGネタ的に紹介します。


 1.ネックを構えると「ギシギシミシミシ」と軋み音がする問題。

 この個体をWEBショップから購入し、届いて持った瞬間から「なんじゃこりゃ」と思った問題です。ネックジョイントの辺りで軋み音がする。こんなギターは私は経験がないのです。このベースを構えるとネックが動き「ネックとネックポケットのポリ塗装同士がすれて音が鳴っている」訳です。この問題は2つの原因に分解できると考えました。①ネックポケットのポリ塗装(を削り落とし、鳴りの原発を排除する)。②ネックのジョイントが緩い(のだから強固にする)。①で原因を除いても②ネックが動いているなんてイヤなものですから両方とも処置します。

①ネックポケット内のポリ塗装除去

ポケット内の側壁に残っていた塗装を、600番のペーパーで削りました。場所は写真の壁面ですね。写真ではネックが付いてしますが、ネックポケット内の作業ですので、ネックを外して作業します。あて木を使って平面に擦ります。これで問題の軋み音は無くなりました。

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②ネックのジョイント

 このBLOGとしては過去にも扱ったテーマです。ボルトジョイントのボディ側のネジ穴がキツキツとなっていて、ネックと十分に接合できていない。もしくはメーカー製造時には問題がなかったものの、後にネックを外した、経年変化、増し締め(?!)などを経て弛んでいしまうのでは・・という問題です。例えばネックの無い状態で、ボディにねじ込んで締めきれる・・・という状況は、ネックを十分に支えていないように思うのです。現在の最新の楽器に関しては知りませんが、私の世代(80年~90年代)の精巧に作られたと評される国産のギターの類に多いような気がします。

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 このことについては、諸説あり、これが正しい・・・という訳ではありません。ボディ側のネジ穴を少し広げる(グラつかない程度・・タッピングネジが最後は締めきれない、最後にグルグル回る程度にしています)と、鳴りは良くも悪くも変ります。個体差はあるのですが、この処理をするとネック側の響きが顕著に変化します。ボディとネックの接合が一層強固となることは間違いなさそうです。

 今回のARIA PRO2もネジ穴も案の定でした。上の写真のように、ネックがなくてもボディでネジ溝がキツキツで、締めていてキツイ。ネックの接合が十分ではなくわずかに揺れていました。①の作業で既に軋み音は無くなっているのですが、ここはしっかり処置します。穴を拡げる方法は、似たような径のドリルでさらうなどやり方ありますが、このARIA PRO2はそれなりに希少な個体なので、棒ヤスリで少しづつ広げました。

 2.誘電ノイズなんとかならないのかの問題。

 FENDER SRBとも共通したことなのですが、スティーブベイリー氏のモデルは高音域の活き活きしたキャラクタ設定のようで、2バンドのトレブルを少し上げると、ジ~っというノイズが耳につきます。FENDER SRBの入手時に振りかえると、当初からのノイズの量で故障してしまったかのような誤解をし、中身をシールディングしている内にプリアンプが壊れ、その後、エライおもいをしました。今回、このARIA PRO2を弾いてみて判ったことは、私のFENDER SRBは故障していなかったのだ・・ということです。私の普段のアクティブ系のベースの多くはバルトリーニ族で、ノイズの強いTCTでも、ここまでではないため、私ような環境下にある向きには、スティーブベイリーモデルは耐えられないタイプのベースかもしれません。しかし、パリパリ、カリッカリな出音には魅かれるところもあります。ピッチが聴き取りやすい(つまり弾きやすい)、ハーモニックスが綺麗に響くなどのメリットがありフレットレス6弦ベースとしてはとても面白いものになっているような気がします。

 過去の話題ですがFENDER SRBについてPUの出力が小さかったこともあって、バルトリーニAGBD918-2のバッファーに通し、25kΩのボリュームポットを介してハンプバックの2バンドのプリに出力しました。結果、ノイズ対策と、パリパリ、カリッカリ感の演出に成功しました。このARIA PRO2はPUは普通の出力量があるように思います。オリジナルの同軸ポットはボリュームもトーンもB500kΩで受けている。AGBD918-2(+オリジナルプリ)を内蔵させるとして、このARIAPRO2をフェンダーのJBのスタックノブに変更したい私としては、CTSの同軸ポットで2軸2連の25kΩ+500KΩなんて、既製品にはなかなか無い・・。なので、ゆくゆくはよくよく考えて対策するとして、500kΩのボリュームを250kΩに変更して少々大人しめの設定にすることにしました。大手音楽機材通販ネットショップで調べると、CTSサイズではFENDERがスタックJBで使っているというA250kΩ+A500KΩと、ALL PARTSブランドでA500kΩ×2のものが手に入りそう。今回はFENDERのA250kΩ(VOLUME)+A500kΩ(TONE)を選択。同時に、ツマミもFENDER(レプリカ)に交換しました。ボリュームポットの250kΩへの変更は、とびぬけた個性は無くなった一方、使い易いものになったとも考えています。いずれにしてもオリジナルのプリアンプはクセが強くて気になる。スティーブベイリーらしいところなのかもしれませんが、どうだろう。穏やかな音で良かったのではないかとも思うのです。

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 どうでしょう。ツマミがFENDERのスタックとなり、一回り大きいものになって、かわいらしくなりました。FENDER SRBと並べた時に、ツマミの大きさの差が気になりましたので、同じような傾向の見た目としました。詳しい人にはFENDERとAriaPRO2の違いは判るのでしょうが、関心がない人には同じ(ちょっとした違いの)ベースに見えるのではないかと思います。

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 私はこのAriaPRO2について気に入ったか気に入っていないか、どうかというと「気に入り」側です。減点としてやはりオリジナルプリアンプに起因する(このベースの個性とも言える)ノイズです。ボリュームポットを500kΩから250kΩに換えた結果、多少の緩和は図れたのですが、ノイズはあり、ポットの関係で、ミッドが濃厚になった一方でハイが無くなってしまった。でも、この音はこれでありだと思います。オリジナルを知っている私としては本来のカリっとして、かつノイズの少ない方法を模索することになるでしょう。なので、このモデルの話題は今後も続きますね。

 AriaPRO2とFENDERを比較して、どちらが好きか・・と言いますと、私はFENDERの方です。ネックの厚さや塗装の感じなど、弾き味についてAriaPRO2は日本製の薄くてポリ塗装による硬質でサラッとした、私世代には慣れたそれで、悪くはないのですが、FENDERの方は一段高級が楽器に触れているような気がします。フレットレスという性格を鑑みると、私は、弾いて暖かく包まれ感のあるFENDERの方が有難いと感じます。この2つ、座位で演奏する場合に膝に乗るところの位置がPBとJBみたいに違っています。この点も慣れ不慣れ・・があるのかもしれません。一方、AriaPRO2のこのモデルからFENDERに持ち替える理由は思いつきません。当然、その逆も然りです。AriaPRO2とFENDERが同時に並んでいて、どちらも同じ条件で、どちらかを選ぶということがあれば、私はFENDERを選びます。

 AriaPRO2が手元に来て1ケ月程経過します。毎日毎晩ロッドをいじり油を差したりして弾いていますが、だんだん本来の状態に戻ってきているように感じます。無理な矯正をしないような調整には時間が掛かりますが、私も歳をとって、そういうことに楽しみを感じています。

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 最後に、紹介するのを忘れていました。キャビネット内のシールディングを行いました。最近の私はシールド用の塗料も使わなくはないのですが、今回は銅箔テープです。ホームセンターで入手したニトムズ製のものです。この銅箔テープを使う場合は、継貼り(?!)の場合、原則導通がとれていないと考え、重ね貼りを行い端っこを一点でもハンダで止めておく必要があります。銅入りのハンダを使うとやり易いです。私は、細い銅線を伝わせながらハンダで繋げ、最終的にはグランドさせています。上の写真はハンダ処理の前ですね。実は、このベースにこのシールドの処理は、あまり効果は発揮しませんでした。プリアンプの性格なのかもしれないな・・・と思います。

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2024/08/08

残暑見舞い申し上げます。

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SONY α7S3+AI Nikkor ED 180mm F2.8S

とても暑いです。みなさまご自愛の程を。

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2024/08/07

揚げあられ「ビーバー」

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 私は通信販売でモノを調達することがあまりない人間なのです。ただ、暮らしている環境が地方であるため、ギターやベース、楽器や関係用品の類についてはWEBショップを使うことが増えました。で、今回、初めて通信で「お菓子」を買いました。北陸地方ではお馴染みのことらしいHOKKAのビーバーです。

 HOKKAのビーバーは今年の年明け頃に近所のスーパー各店に並び、私はハマってしまって、我が家の常備品となっていました。しかし、GWの頃に忽然と姿を消したお菓子なのです。 公式オンラインショップから注文して届きました。箱買いしたのでしばらく安心。

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2024/08/01

AriaPRO2 AVB-SSB-016'1993

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 AriaPRO2のsteve baileyです。1993年頃に発表され、その時の話題性は記憶にあるけれども、2000年も過ぎると存在感はどうだったかと思うところのモデルです。私は長年エレキギターやベースを収集しているのですが、国内のブランドの中ではアリアプロ2に疎くて、ギターのSH-1000以外に持っていないのです。特にベースギターについては「無い」。今回、恐らく私の収集の旅としては終焉にあるところで、初めてのアリアプロ2という訳です。アリアプロ2のデザインは、昔から華奢に尖がっていたりして私は魅かれるところなかった。でも、このAVB-SSB-016は、発表された時にとても気になった記憶があります。6弦でラインなしのフレットレスタイプなんて、趣旨が尖がっています。
 前の記事に触れたように、最近、弾いているFENDER SRB(steve bailey)の予備の代用として迎え入れたものです。家で弾く時はFENDER。門外で演奏する時はAriaPRO2という使い分けをしたいと考えています。・・・いずれにしても現行のモノでもない訳ですし、今にして語ること自体が懐古趣味なのですが。

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 FENDER SRBのヘッドは大きく見えますが、FENDERの普通のモデルと大差ない大きさです。AriaPRO2のヘッドはコンパクトですね。ナット幅はFENDERが51.5mm AriaPRO2が49.5mm。24フレット部の幅はFENDER≒93mm、AriaPRO2≒92mm。ブリッジの弦間はFENDER≒18.5mm(0.5mm程度の調整幅)、AriaPRO2≒18mm。AriaPRO2の方が数値上はわずかに小さく、似たようなものなのですが、弾き比べるとFENDERの方が全体的な大きさを感じます。指板のテーパーはAriaPRO2の方が強いので、FENDERのブリッジの幅でも許容するような気がします。もしもFENDERのブリッジが入手できるような取り付けてみたいところです。

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ボルトオンネックの5点式ジョイント。FENDERの方が頑丈に取り付けられています。AriaPRO2の方は、演奏し易そうなカタチですが、強固な構造とは言えない箇所です。弾いてみるとネックポケットからネックが動いて、ギシギシミシミシと音を立てる程でした。経年変化によるものかもしれませんが・・・。

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ボディのカタチは、よく似ています。私はどちらも好きです。FENDERはオフセットが利いていて、座って弾いているとジャズベと同じように弾きやすさを感じます。ネックのローフレットは遠くなりますがね。FENDERの方は私が電装一式(PU以外)改造してしまっていて、PBのフラットトップのツマミはオリジナル。それ以外は私が取り付けたものです。黒いプラのツマミはプリのトレブルとベースのツマミとなっています。もともとは同軸の2バンドコントロールのツマミとON/OFFスイッチでした。舟形のジャックも黒色に交換しています(もともとはクロームメッキのものでした)。AriaPRO2を意識した訳ではないのですが、兄弟のような雰囲気を醸し出しています。AriaPRO2のボディの造形は、思い切っていて悪くないな・・・と私は思います。ただ、ツマミの径が小さいかな・・・。ここは大きくするともっと可愛くなる。替えたいところです。

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 このARIA PRO2とFENDERは似たような出音の個性があります。もう、パリッパリの音。弦から手が離せないノイズ。私のFENDERはプリアンプを交換(ハンプバックの2バンド)し、ノイズ問題を解決しているため出音は変わってしまったところもあるのですが、似てた感じに仕上げているのではないかと思います。
 ARIA PRO2とFENDERではボディ材がアッシュ(ARIA)とアルダー(FENDER)であって、弾き心地は異なります。FENDERの方が暖かい印象で軽い。ARIA PRO2の方はちょっと重みを感じます。重いボディが、パリパリ度を強調している・・・といったところでしょうか。
この二者を比べて見て、メインやサブは私の都合でしかなくて、どちらも好きです。長年の期間を経て設計されたモデルにおいて、両方とも筋は通っている。スティーブベイリ-氏のことの演奏については、私は詳しくないのですが、これらのベースギターを抱えて奏でた瞬間に、氏に共感することになるのです。

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