私の予備楽器、一本確保。
以前このブログで、自分が普段使っているベースの内、もしもに備えて予備があったらいいな・・・という、捨て鉢(?!)な記事を掲載しました。https://route335.cocolog-nifty.com/blog/2020/09/post-0d9f13.html
内容は弦間幅広の6弦ベースというところに終始している感が強いのですが、現在でもここにあげたベースの使用が頻度は高くて、特にストリーマー6とFENDERのSRBです。演奏会に持ち出す時、私のようなアマチュアだと自分の機材は自分で運ぶし、見張っていないといじられてしまうこともあるし、ずっと見張っていられないし・・、出先でいろいろと何かあったら困るので、気軽に持ち出せる影武者が欲しいのです。影武者と言っても、同じモノは無いので、演奏性や音色が似たものだったらヨシとして。WARWICKは5弦のブロードネック(ストリーマー5など)のものと使い分けたリスク分散で対応。現在、多弦ベースの弦間は18mmが標準になっているようですが、私はもう少し広い方がいい。18mmに落ち着いていなかった昔の方が、ベースの選択肢が多くて楽しかったなぁ・・と回想します。ともかく。
今回、FENDERのSRBの影武者となりそうなモノを入手することができました。FENDER SRB(2009年)から時を10年以上遡り、ARIA PRO2時代のSTEVE BAILEYモデルのAVB-SSB-016です。1993年製ということで、結構古いモデルですが、私はこのモデルに触れたことがなかった(というか現物を見たこともない)ため、ネットでポチった時は少々勝負でありました。
で、届きました。この個体はほとんど弾かれていない、保管状態の良い美品でした。錆びなど無し。弾かれていない分、調整箇所(ネックですかね。トラスロッドが固着気味なのかな・・。)があり、じわじわ動かして調整しています。ネック自体のスタビリティは悪くないようなので、きっと良い状態に戻ることでしょう。現状でも問題なく弾けます。
このモデルの詳細については調整が利いた後で、改めて紹介するつもりですが、恐らくFENDER SRB(以後略:SRB)とAP AVB-SSB-016(以後略:AP)を並べて、少なくない人数の方々が気になる点について触れておきます。双方の指板幅や弦間ピッチですね。両者のブリッジの構造の違いがあります。SRBは弦間調整ができるタイプ(実測18.5mm位を中心に0.5mm程度の調整幅)。APは18mmの固定です。ネックの指板幅についてノギスや定規で計測(誤差はあります)したところ、SRB:AP(ナット幅/51.5mm:49.5mm、24フレット部幅/≒93mm:≒92mm)であり、APの方がわずかに狭いとは言え、ほぼ同じです。私はSRBの弦間調整を一杯に広げていますから、APはちょっと狭いということになるのですが、SRBでも弦間を拡げない場合は、両者、ほぼ似たようなアクションで使えるでしょう。SRBのようなサイズのブリッジをAPに取り付けたら、影武者としては満足できるのではないかと思います。ただ、SRBはネックの厚みが感じられたり、ラッカートップだったりして、弾き心地はちょっと違っているようです。
この記事を書きながら、APをいじっていまして。出音の個性も両者似ているように感じます。私のSRBは過去記事に何度も触れましたが、誘電ノイズが強くて、四苦八苦したのです。みずみずしい高域の反面、ノイズが強くあり、手放しでは弾けないモデルです。これは一緒ですね。このままでは私は弾けないので、シ-ルドを強化したり、SRBの経験から得た改修などで、いきなりいじってしまおうと考えています。この個体、フルオリジナルなのですがね。
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