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2024/06/12

アトランシア ステルスカスタム'2015(その2)

 前回紹介したアトランシアについて、弾いているうちに気になった点について、少し手を加えました。私としては、この個体には大変満足しているところですので、些細な2箇所のカスタマイズということで紹介します。(紹介する意味はないかもしれません。)前のエントリー記事で触れた弦間ピッチのようなものは大改造となりますので、さすがに出来ません。念のため。

 まずは最初に、PUの高さ調整ですね。2種類の違うネジ(高さと締め込み)で、お好みの位置でがっちり固定できるというものなのですが、私には慣れないためか、正直に困りました。ローインピのPUであり弦との距離を細かく攻めたいところ。上手くいかないのです。なので、PUの底にスポンジを入れることにしました。話が逸れますが、このPUは電源線が付いているもので、各々の中にバッファーアンプが内臓されているものです。ドライバで叩いて出音を確認するとコイルはシングル。ハムバッキングのように見えますが内容はアクティブPUのJBという訳です。

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 このベースにはPUの高さを支えるバネやスポンジの類は入っていないのです。構造的に必要はないのでしょうが、私個人的には馴れたスポンジはあった方がいいような気がします。スポンジやスプリングがあれば、ネジを緩めたらいつものベースのようにPUが反発で上がっていくのです。
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 で、私が最近愛用しているのは3M製の「すき間ふさぎテープ」です。私はPUの底には長年ウレタンフォーム(?!)を切って使っていたのですが、すきまテープでいいんじゃないかと気づきこれになっています。3Mのこれはなかなかいいです。

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 粘着テープが付いていますが、このベースには貼らないまま使います。いつでも外せるようにね。スポンジの反発で、普通のベースのようにプラスドライバーのネジを緩めると高さが上がってきます。六角の方で高さを決めて、改めてプラス側(?!)のネジを少し締める感じですかね。大変便利になりました。

 つづいてカスタマイズ(?!)2点目。集合練習に数回、持ち込んで発覚した問題です。ジャックが緩い。プラグが動くことがあるとノイズをバリバリと放つのです。このベースは良い音なのですが、バリバリ音が混じると興ざめなのです。
 私が使っているシールドケーブルはスイッチクラフトのプラグを平凡な使ったもので、所有しているギター側も大概はスイッチクラフトのジャックとしています。なので、接触不良のようなバリバリは経験ありません。ここはさすがに消耗部品なので、スイッチクラフトのものへ交換してしまおう・・・と考えました。また、国産プラグのシールドを使うという方法もあるのかもしれませんが、舶来品かぶれの私は・・・というか定番のものしか私は持ってなかった。ここは反省します。ネットで調べると、今や国産のしっかりしたモノがあり、支持されているようですね

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 アトランシアを象徴するオリジナルのジャックプレート(?!)の中にあるジャックは、カバーされているタイプ(マル信無線電機のMJ-187)。純正品なのだと思います・・。この部品には罪はないのですが、私、個人的にはもう少しカチっとはまって欲しい。これを、スイッチクラフトのステレオのオープンジャックに交換しようとしたのですよ。そうするとですね、オリジナルのジャックプレートの中の穴には、スイッチクラフトのジャックの外周が大きくて入らないのです。穴を広げるということも考えたのですが、アトランシアのオリジナル部品に加工を加える勇気はないので、それは止めました。どうすんべ・・・。

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 古い部品箱を探して、昔々、秋葉原のラジオストアで買ったメーカー不明、国産のステレオジャック(豪華な金メッキ処理)を見つけて使いました。部品の写真を撮り忘れてしまった。無加工(もちろんハンダはしました)で取り付け、もともとの感触よりもカチっと感が向上し、バリバリ接触ノイズも無くなって無事に問題解決となりました。なんだか出音が太くなって、まるで別物になった気がするのは、自分の気のせいだとは思います。いずれにしても接触の悪いユルユルのジャックは交換した方がいいのでしょう。

 アトランシアのオリジナルのジャックプレート(上の写真の黒い部品)は、どのような素材なのか判りません(アルミ?プラ?)が、テスターを当ててみると導通は確認できません。ボディ内のザグリの壁面は電導塗料が施されている。ジャック部のスペースは広くないので、オープンジャックに交換する場合は、ホット端子、電池端子がザグリ壁面に接触しないようにテープなどで神経質に絶縁しておいた方がいいかと思います。

 今回の学びはアトランシアのジャックを交換するなら国産品で、ということであります。ジャックがユルユルでダマシダマシ使っているような場合は、交換してしまった方がいいのでは・・・と思います。ジャックの交換で音が変った。それで演奏は上手くならないけれども、気分が上がるので練習次第では上達できるかもしれない。そして、PUの底にスポンジを入れると、少しだけ便利になる(笑)というところでしょう。このステルスは、私にとって一層使いやすいものになりました。

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