スズキの中古車、買いました。
久しぶりの中古車は
中古楽器を選ぶような感覚で選んでしまったのだけど
そんな軽い気持ちで大丈夫なのだろうか・・・と少し不安になる。
中古車を買いました。この車の目的は、いつか納車される筈のRZ34を収容するために、我が家の大片付けをしなくてはなりません。ガレージ一台分のゴミを捨てる。町の処分場に持ち込むためにワゴン車が必要だったから・・です。我が家にはワゴン系の車がありません。なので、軽バン・・の中古で凄い安いヤツを・・・という条件で探しました。しかし、そんなに甘くはないですね。世の中には掘り出し物なんてないね。
近所のお店に予算内の個体があれば、見に行ったりしたのですが、破格に安価なものは、それなりにボロで寂しい気持ちになる。ところで話が変って、私は多分、昨年注文していたRZ34はキャンセルします。私の健康の状況を考えると、数年単位(という噂をディーラー側から聞かされながら)で、いつ納車されるのか判らぬ時間に、つきあうことはできない。なので、とても悲しいけれども止めておきます。
で、新車が来ようが来まいが、片付けはとても良いこと。ワゴン車は中古で、旧車的な雰囲気を味わいながら、私なりに心に残るデザインの車を探してみようということになりました。私、軽自動車については全くの無知なのです。そのため、外観デザインだけで決めました。この車は、当時、売れに売れていたから、自分が乗っていた、お父さんが乗っていた、オジサンが乗っていた、嫁さんのお父さんが乗っていた・・などなど、いろいろな想い出がある方は少なくはないのではないかと思います。ジャジャジャ~ン♪
スズキのCV21S、1996年製。一般的にはCT21Sと言った方が通じやすい初代のワゴンRです。当時、ワタシ的にはとても気になっていた車で、今見るとカワイイ。私世代からすれば軽自動車といえばコレさ。可愛さの中にも働く車というか機能美を備えているし、4WDなので雪道もバッチリかもしれない。もちろん、壊れなければですが・・・。
買ったお店から「くれぐれも旧車なので、高速道路でブっ飛ばしたり、遠征はなさらないように」と釘をさされている。7万キロ。外観上のオイル滲み無し。状態は良い・・ように思うものの、見えない箇所に心配があるのかもしれない。グレードはRV。車的にはターボの5MT。1オーナ車。ギターやベースならば1996年製なんて、よっぽどでなければ新品みたいなものですが、車の世界にはいろいろとあるようですね。普段の扱われ方、保管の状況など、楽器のように普段はケースに保管されていることなんてないし、保管も上手くしないと錆びてしまうでしょうから。中古楽器と一緒にしてはいけないみたい。
偶然ですが「Rつながり」です。私の愛車NUR(2002年)に比べると、このワゴンRは1996年なので6年古い。くれぐれも私は旧車ファンではないのです。新車から長く乗っていて、途中に新車を買う甲斐性も手放す勇気もなく、みな古くなってしまったという状況です・・・ともかく。私が、初期型のワゴンRに惹かれた理由は、単純で90年代初頭の”あの時代感”を纏っていること。今の軽自動車の規格に比べると、この初期型はキュっとした見た目でカワイイ。特に、ヘッドライトのサイドのオレンジ色(ウインカー)がイイ。34と並べるとBNR32を連想させる・・といったら言い過ぎか。
納車翌日にルーフレールを持ったら、ポキッと折れた。
ネットオークションで無事に入手し、自分で交換した。
ルーフレール。いやはや、納車直後にポッキリ折ってしまった。折れた断面をチェックすると、一部、埃が付いている。つまりは昔からひび割れていたのだと推測する。購入店に相談しても、旧車なので保証しないということで、自分でネットオークションの出品物(中古)を落札して取り付けました。旧車ってのはそういうことか・・・、とも改めて覚悟したりして。
この部品は新品時代から左右セットで扱われていたそうで、折れやすいこの箇所だけを入手するのは難しそうです。私も左右セットの部品で落札しました。余分な箇所が多かったのですが、ここは、予備部品を入手しているのだと割り切る必要がありそう。ネットを見ていると、製造時期によってはプラスチックではなく金属製のものがあるようで、大変羨ましい。
無事に付きました。付いて良かったです。しかし、この時代のワゴンRのルーフレールは実用できないのでしょうか?草刈り機を運搬するのに、屋根の上が使えないか・・・と考えていたのですが、ちょっと怖い。
少し前まで、路上で、いつでも沢山見かけていた・・・ような印象がある初代ワゴンRは、今や道を見渡してみると走ってない。この車は、欲しくて欲しくて探した・・というよりも、安売り車を探しに入った店で見掛けたという物語の流れで買ってきた・・という程度なのですが、近所のスーパーの駐車場に停めたりして、その佇まいを眺めていると、結構、洒落ているのではないかと思います。
排気ガスの匂いが強い。大丈夫かしら。白煙は出ていない。走行距離7万キロ。今更、気づいたけれどもマフラーの出口がデュアルだった。
初代ワゴンRの特徴の一つは、後部のランプ類がバンパーの中にある構成のため、ハッチバックの扉がガバっと開放できる形状になっているところだと思います。運転席側の後席ドアが無い・・という点については、不便だけれども、ここはこの車のカッコいいところ。2ドア車に乗っていると思えば良いし、助手席側後部ドアがオマケだったのだと考えれば、ちょっとばかり得した気分になれるのかも。
私としては始めて運転する27年前製のこの車のインプレッションは別の機会に。でも、せっかちなので、少し触れてしまうと、性能が外観に予定調和していて、とてもいい。重心が高いので揺れる。始末なされていない揺れ方がむしろ痛快だ。MTは節度感があって、操作がとても楽しい。エンジンのレッドゾーンは私のBNR34に比べて500回転程低いが、シフトチェンジをモタモタしているとあっという間にレッドゾーンに突入しながら、悲壮感を伴うような頭打ちは感じない。さすがバイクメーカー。それでいてワゴンRの速度域は街道での常識の範囲なのだから、とても運転の楽しい車なんじゃないかと思います。逆につまらない要素が無い。軽い車体なので、MTで意のままに操作している気分が味わえます。軽は初めて乗ったのですが、軽は絶対MTがいい。
この車はいろいろ触っていきたいと思います。このブログで時々紹介していきますね。
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