2024/04/03

FENDER Steve Bailey signature 6 その7 ~ノイズ対策とバッファ装着~

20240403a

 私と、このFENDER Steve Bailey signature 6とは5年程の付き合いになります。製品的には2009年なので15年前のモノです。この子はね、お茶の水の某老舗楽器店で買って、自宅まで配送してもらうようにお願いしたの。予定日に届かない。こちらも忘れていて1ケ月位して届いた。「忘れていました」と一言の手紙と、アーニーボールの黒ストラップが入っておりました。届いて弾いてみると、店頭で試奏した時には気づかなかったノイズが気になってしかたがないという。まぁ、ケチの付いた個体だったのですね。あれこれ触っている内に、あれこれ壊して、自分なりにあれこれ治したことは以前に書き込みました。
 ・・・で、概ね気に入っていたのですが、「使う日、場面によって、PUのマグネットに触るとノイズが出ることがある」ことが気になり。もう一度ノイズ対策を行うことにしました。これまではピックアップ裏のマグネットに銅ホイルを貼ってアースしていたのですが、その接触に問題がありそう。で、ここを電導塗料にし、改めてしっかりとラグに経由しアースしました。(肝心な写真を取り忘れです)

20240403b

 続いて、プリアンプ(HUMPBACK ENGINEERING 1×2)の前にバルトリーニAGBD/918-2を入れました。ノイズ対策というよりも、もともとこのPUの素の出力が低くて、プリ(HUMPBACK)のGAINツマミを高めに設定して使っていました。もう少し、シャキっとさせたかったため、プリアンプの前にバッファーを入れてみたらどうか・・と考えて行った実験です。目論見通りにはなりました。
 AGBD/918-2は2チャンネルあり、Steve Bailey signature 6のボリュームは一般的なJB配線で、それぞれのPUからボリュームに繋がる前にAGBD/918-2を入れます。JBのボリュームポットは普通250kΩ位でしょうから、メーカー推奨25kΩへ交換。ノイズを気にしないなら250kΩのままでもいいようです。上の写真の右側の2つある青色のトリマポットがAGBD/918-2のコントロールです。
 AGBD/918-2はもともとボリューム差のあるピックアップの音量を整えるような場合に有意義な装置のようですが、私の場合はボリュームポット前のローインピ化を目的として使いましたので、GAINツマミはちょい上げた位置(0でも良い)で前後とも揃えています。HUMPBACKのGAINツマミは0。出音はPUの個性そのままに、入手時のようなカリッカリに戻りました。

20240403c

 PUの底のスポンジは、長年、ホームセンターで入手できる黒色のウレタンフォーム(?!)を使っていました。今回は「すき間ふさぎテープ」を応用してみました。(これはイイカモ)

20240403d

 カリッカリの中高音とボリュームのある低音感。とてもイイのです。FENDER Steve Bailey6はカスタムショップではなく、高級な扱いではなかったと思うのですよ。私のFENDERへの関心はビンテージタイプのモデルに寄ってしまう傾向があるのですが、これを使ってみるとアメスタ的なモダンなモデルも悪くない・・・というか、イイんじゃないかと反省していまうのです。
 フレットレスの音としては、私個人の趣味としては、とにかく音像が明瞭ですばらしい。エポキシ塗ってないのに、エポキシ処理済のような音がします。指板に使われている材について、カタログにはエボニーとありますが、天然素材ではなく人工的な素材なのではないでしょうか。これは、私にはアリで、この指板の硬くて乾いた音が弾きやすくて気に入っています。スラップの音もたまらないです。

 私のFENDER Steve Bailey6の近況報告は以上です。

| | コメント (0)

2024/01/31

ERNIE BALL MUSICMAN Stingray Bass '2008

ERNIE BALLのシリアルナンバーデータベースによると
この個体はフルオリジナルのようだけど
そんなしっかりしたデータベースが存在すると
イジるのに覚悟がいる。

少し前の記事で紹介しました。イマサラなスティングレイベース。スティングレイは2本目。1本目は2010年に入手した1979年型で、その時にも「イマサラ」でした。この個体はネックが不安定であまり弾いていない。私は今59才。今年、いよいよ還暦で。45年間ず~っとベースを弾くことを趣味としていて、いろいろなカタチのベースをあれこれ弾いていながら、いまに何故、スティングレイなのか・・というコトについて説明が難しいのです。心の中を整理すると、スティングレイはちゃんと弾いたことが無かったから・・、〆として弾いておきたい、というところが正直なところかもしれません。

20240117a

 ボディ黒、ローズ指板の組み合わせです。2008年製。この個体は当然、中古なのですが、あまり弾かれていない。大事にされてきたような様子がある。しかし、私の手元に来る前は、きちんとした楽器店ような環境ではなかったこともあって、全体的に少々メンテナンスが必要でした。私の手元に来て、あれこれ調整して概ね戻りました。

 特にこの個体の問題は、湿気のある場所で放置されていたようで、中身の配線が錆びでボロボロでした。それでも音は出ていた。外観上ではジャック部の配線の錆び。危ういので、ジャックごと(ありがちなスイッチクラフトのステレオジャックヘ)変えました。この場合、電源の線について気を付ける必要があります。このスティングレイでは元々は(プラスチックモールドの)スイッチジャックで電源ホット線(+)がON/OFFするカタチです。ステレオジャックへの変更では、一般的にコールド(-)線をアースへ短絡することでONとなるカタチになります。
 ネットを見ると、このジャックを交換した例が目立つのですが、わざわざ交換するものでもないと思います。しかし、ジャックは消耗品なので、交換する時はプラスとマイナスを頭の中を整理しておきましょう。
 次に、フロントの金属のパネルを開けたのですよ。中身も全てオリジナルなのですが、電線が錆びていて基盤から伸びている線がポロポロ折れて切れて行くのです。ビニール被覆の中身まで錆びている。私は、結構な数の古いエレキギターを見てきたつもりで、こんな恐怖体験は初めてでした。幸い、基盤は問題なかったこと、そして板にB,W,Rなど配線の色を記したような記号がプリントされていたので、その通りに配線して戻りました。

 見た目ですね。ローズ指板と黒ボディ、黒いPGの組み合わせは、スティングレイに限らず、落ち着いた組み合わせでカッコイイもの。ネットで調べて見れば、これはレッチリのフリー風らしい。定番の組み合わせであって何ら違和感がある筈もない。これはこれでいいのですが、私としては、これは見た目、たぬきのお腹のような姿の”スティングレイ感”が乏しく、PGの色を強調したいと考えました。白でしょ。

20240117c

 ネットでリプレイスメントのPGをググると、すぐヒットしまして。そのまま白色(パーチメント??)をポチっとすると2日後にはポストに入っていました。純正ではないのが残念ですが、WD Music Productsの製品で、ぴったり合いました。取り付けたのが下です。

20240117b

 これで、遠目にもスティングレイだと判ることでしょう。黒色PGのカッコ良さも捨てがたいところですので、時々交換して気分転換を図りたいです。

 そして、出音の印象は、まず全体的に”じ~”っという誘電ノイズが気になります(この個体だけの問題かもしれない)。このノイズ対策にしばらく時間を費やしました。この様子については別途、機会があれば紹介しますが、要約すればシールドとそれに伴うアースを追加しただけ。トレブルをフルにすると若干の発信音のようなノイズが残るにしても、センター位置では気にならない位になりました。特にPU部のシールド対策は効果がありました。しかし、ここは、シールドすればするほど高音域が抑えられるような気がして微妙なところではあります。音は、1979年に比べて音量がデカい。スラップするにしてもトレブルはそんなに上げなくていい。ミッドは下げればドンシャリになるけれど、下げ過ぎるとスティングレイではなくなる感じです。

 楽器としては、今では当たり前なことなのでしょうが、この2008年の個体はネックが普通に安定しています。私の1979年製は大き目のリリーフ量だと考えてみても、弓のようなしなり具合で、とても落ち着いて演奏できないものでした。当時のmusicmanでも丈夫なネックの個体はあるらしいのですが、私の経験数では出逢ったことがありません。なので、普通に安定しているネックのスティングレイを弾いていると、夢のような気持ちになります。

| | コメント (0)

2024/01/11

マイ4弦ブーム、また再来か?!スティングレイ!!

4弦ベースの個体を新たに入手しました。
年明けから、暇があればいじっています。
私はルイスジョンソンとか
バーナードエドワースの世代なのだけれども
ここはひとつ、オフコースだと開き直ってみたい。
そんなベースです。

 このモデルは私のコレクション的には2本目になりますが、一本目の個体は1979年の個体で、ネックがどうしてもダメで弾けない・・・弾けなくはないのだけど、弾く気がしない。でも、このモデルは定番の、特有の良い音なのですよ。倉庫での資料となってしまっているのが惜しい。
 私が直近に入手したベースは4弦モデルのWARWICKのストリーマー1でした。こいつはEMGへ換装して、お気に入りの一つになっているのです。個人的にPJの組み合わせは納得がいかないものが少なくなく、持っていても使わないことになるのですが、EMGのPJセットはそんなことがなくて、とてもいい。その良さに気付いてから4弦ベースでのスラップが気持ち良く感じます。スラップのことを私の世代ではチョッパー奏法と言うのですが、チョッパーと言えば、やっぱり、私のはネックがダメで弾けないあのモデルの、ネックが大丈夫な、せめて近年製の個体を手にしてみたい。
 で、あれだのそれだの言ってはぐらかせ焦らす意味がありませんので、紹介しますとスティングレイですね。スティングレイをバコバコベキベキ弾いてみたくなった。ルイスジョンソンやバーナードエドワースみたいにはなれないけれど、昭和世代のベーシストのたしなみとして、仕上げに、それはやっておきたい。ちゃんと弾けるスティングレイで、チョッパーを弾いておきたいという訳なのです。

 2008年製のスティングレイを手にしてみました。スティングレイは、カタログモデルであれば、まだ新品も中古も選べる環境にあるように思います。私の個体がとても良かった、こいつでなければ・・というものではなくて、弾くには不具合のないコンディションの個体、未改造・・という程度のものです。年式にしては綺麗な個体ではありましたが、ネックは・・・、まぁ、そこそこ。安定感はあります。

20240110a

 この個体は全体的に綺麗なのですが、一か所目立つ打痕がありました。上の写真の箇所で、目立つと言っても無視できる範囲のものかもしれません。補修する必要はないのでしょうが、折角なのでDIYタッチアップしてみますね。
ボディ材の木の素地(プライマー)が見えている箇所を、黒色ボディに合せて着色します。写真にはないのですが、今回は黒マジックペンを使いました。

20240110b

 欠けている塗装の箇所に、アロンアルファを盛り付けます。ホームセンターではいろいろな種類のアロンアルファが売られていますが、どれにするかはお好みで。私は、原則粘度の低いものを使っています。瞬間接着剤とは言え、乾くまでに時間が掛かりますので、プライマースプレーを使って、時間短縮し複数回盛り付けます。その後、棒やすりで表面を成型し、紙やすりやコンパウンドで仕上げます。時間的には10分も掛からない補修です。

20240110c
 どうでしょうか?上の写真くらいには修繕できます。反射の多いこの写真ではクリア層が黄色っぽく写っています。実際のところ、ぱっと見では判らない程にはなりました。ただし、注意点としては、アロンアルファを使った補修は、ポリ(ウレタン、アクリル)系の塗装では問題なさそうなのですが、ラッカーには止めておいた方が良いと思います。

 続いてのこの個体の問題点。ケースの”匂い”。ミュージックマンではおなじみの樹脂のモールドケースなのですが、何故かこいつが臭い。私が所有している94年のスティングレイ5も似たようなケースなのですが、こいつは臭くないから、何らかの匂いなのだと思います。湿った蔵の中のような、倉庫のような匂いと言ったらいいでしょうか・・・。タバコ臭ではない、アメリカ製のギターケースにありがちなココナッツ系の香りに、レモンとカブトムシのおしっこを混ぜたような匂いなのです。古いギターケースにはいろいろな匂いがありまして、個人的に慣れていはいますし、多くの場合、天気の良い日に屋外で干していると、だんだん匂いは薄らぎぐものですが、このミュージックマンの匂いはシツコイ予感がします。

20240110f

とりあえず、日干しをします。手持ちの消臭剤を。こいつは近所のカー用品店で、なんとなく買ってきたもので、中古のワゴンRの生活臭には効果が感じられた。エアコンやシートの消臭用なのですが、このケースの匂いにはどうだろう。とりあえず期待しないで、吹きかけておきました。(→匂いは薄まったような気がしますが、気のせいかもしれません。地道に日干しを繰り返すことが一番かも)

20240110g

ギターケースの類は、ときどき日干し(または陰干し)するといいです。特に木製のケースは重要と思います。家のベランダで。昔、若い頃・・都会での借家住まいの時代は、近所の児童公園に両手2本分のケースを持ち込んでは、隅っこのほうで本などを読み時間を潰しながら干してました。秋、冬、春は空気が乾燥しており、天気が良い日は、ケース干しにもってこいです。

ベース本体の全景写真はまだないです。本体は今バラバラなのです。前パネを外してみたら、以前の保管環境のせいか、おそらく湿気で配線が錆びてしまっていて、基盤からポロポロと外れてしまいました。とはいえPUからの+-、電源の+-、OUTPUTジャックへの+-くらいなので難しくはなさそう。内臓プリアンプの電池電力のON/OFFは、ステレオジャックを用いアース側の接点で行うことが多いのですが、このMUSICMANはスイッチ付のプラスチックモールドのジャックが使われていて+線の接点です。そんなこともあって全体的に分解点検をしています。全体の写真は補修が完了しましたら紹介します。

| | コメント (0)

2024/01/01

本年もよろしくお願い申し上げます。

20240101a

これといった変わったことのないBLOGですが
ボチボチと続けていきます。
本年もよろしくお願い申し上げます。

| | コメント (0)

2023/12/31

初期型ワゴンRの荷台にベースギターのケースは載る?

初期型のワゴンRの車体は
時代味を帯びていて、
とても小さくてかわいい
そんな荷台にベースギターのケースを
収納することができるのだろうか・・・と心配する人なんて
いま滅多に居ないだろうと思うけど、確認してみよう

20231101f_20231218195101
ワゴンRはとても可愛らしいのです。この車体だけポツンと見ればそこそこ普通の大きさに感じるのですが、最近の軽自動車と並ぶと一回り小さい。我が家に納車してから約2ケ月、ダンボールやゴミ袋の運搬にそれなりの威力を発揮してくれていますが、11月、12月は文化の秋ということで楽器機材を運搬することも多かったのです。ベースギターのケースって長い訳なのですが、不便はありませんでした。何気なく載せていたのですが、軽自動車を選ぶ上で、ベースギターが乘る乘らないは重要かもしれない。ベースギターを運搬する機会があって初期型ワゴンRを検討している方はご参考に・・・。
20231207b_20231218195001
サドウスキーの3角形状セミハードケース。私はサドウスキー本体は所有していませんが、このケースは好きで2個所有しております。ベースの移動の際に、中身を変えながら結構な頻度で使っています。ご覧の通り乗っています。写真は助手席シートのスライドを後退させた状態です。奥行的にはギリギリですね。もちろん助手席を前進させれば余裕は出来ます。ソフトケースであれば普通のサイズであれば問題ありません。

では、ハードケースはどうか・・ということで、基準としてFENDERのケースが良かったのですが、倉庫の奥まったところにあり、手間にあったYAMAHAのケースを。
20231207c_20231218195001
汚いですが・・・。これはTRBJP2用のものです(FENDERのJB/PB用のケースも似たような大きさ・・、むしろ、FENDERの方がもう少し小さいかなと思います)。サドウスキーの状況のシートを後退させた状況では収納不可、シートを最大に前進させれば、この位の余裕があります。助手席に人は乗れますが、窮屈かもしれません。平置きで積み上げたらかなりの本数は収納できそうですね。

先日、演奏会では、会場に駐車場があったため、車で楽器を運んだのです。サドウスキーの3角ケース2個とマークベースの12インチコンボ1台。エフェクターボードや楽譜、譜面やバック、ドラムスローンなど多めの荷物を無事に運搬できました。バンド全部の機材を運ぶほどの余裕はありませんし、もちろんコントラバスを載せるのは苦しいでしょうが、エレキベースで自分だけの道具ならそこそこ運べます。ワゴンRのリアシートを倒した時の荷台の広さは、私にとっては丁度良い感じです。

20231207d_20231218195001

さて、今年の記事はこれで最後になります。本年はご覧になっていただいてありがとうごさいました。このブログは来年もボチボチと続けられたらと考えていますので、ぜひお付き合いください。みなさま、素晴らしい新年をお迎えください。

| | コメント (0)

2023/11/22

ベースの弦間問題

スパイラルじゃないタイプの
ブリッジサドルの弦溝について
長年どうしても納得できなかったことを
やってしまうことにしました。
 
20231102b

 ビンテージフェンダーのスパイラルサドルならあまり問題はないのですが、既成でサドル中央に溝が切ってあるスタイルのものには、弦間の問題があります。演奏には問題があるとかないとかは人それぞれと思いますが、私がそうだったように多くの人が我慢して弾いているように想像します。弦の中央同士の距離は一定なのですが、弦の弦の隙間・・という意味では弦が太くなるほど狭くなる。一方、ナット溝は、弦の隙間が均等になるように切られている個体が多いように思います。
5弦ベースだったとして、極端な例を画にすると、こんな感じなのだろうと思います。そりゃそ~だよね・・という図です。ベースの現物を観察すると、下の画と異なる点があります。サドルの中央に溝があるブリッジの場合(下画右)、図は5弦を指板の際に合せていますが、私が所有している多くの個体は逆で、1弦を基本軸(指板の際)に、ブリッジの位置決めをしているみたいです。

20231121ab

 もちろん、演奏の腕のたつ人はどちらでも問題はないのでしょう。しかし、私のような素人の場合、上の図の右側の方が弾きやすい。アポヤンドの場合、どの弦でも一定距離になっている点が弾きやすい。スラップのプルをするときに、弦の間に指を突っ込むときに、弦の位置ごとに心の準備がいらない。楽器を眺めた時に、右図のように調整されたベースの方がおさまりがいい・・と思うのです。

 サドルの中央に溝が切られてしまっているブリッジの場合、調整の余地がないため、この問題は諦めるしかない。スパイラルのサドルは多少の位置設定はできるかも。バダスブリッジ(2)の場合は、幸いにも自分で溝を切る必要がある結果、この問題は解決できる。ブリッジのメーカーにお願いしたいのはサドルの溝は無しで、自分で好きに溝を切るようなモノが欲しい。

 という訳で、今回は、だったらば、サドルの既成の溝は埋めて、自分の好きな位置に溝を切ってしまえ・・・という企画です。・・・という企画なのですが、内容は濃くなくて、次の写真が結果です。

20231102a

とりあえず出来ました。A
telierZの90年代半ばのM265CTM。弦間18ミリ仕様の初期の個体でブリッジがゴトーのものでした。元々黒色のブリッジでしたが、自分で銀色の同じモデルのものに交換したものです。もともとサドルにあった溝は(その部位のみメッキを剥がして)ハンダで埋めてみたのです。これが上手くいった。正確には3弦をもう少し4弦側にずらしたいのですが、その距離は僅かなので、そのままにしています。したがって、上の状況では3弦と4弦の間だけ他の弦間よりもわずかに広い状況となります。

全然、弾き心地は変ります。私はこれが好き。ただし、サドルをここまでいじってしまうとリセール的にマイナスになるのかもしれません。なので万人にお勧めはできないのですが、出来なくはない・・ということの紹介でした。

では、また。

| | コメント (0)

2023/06/08

EMG-PJX & BTS system, WARWICK S.S.1 ’1991

入れ替えてみたのです。
ピックアップとEQを
昔、憧れだったEMGへ


20230607a_20230610182401

WARWICK S.S.1のピックアップ、EQシステム、アウトプット、配線を全て入れ替えてみました。EMGはハンダがなくてもソケット式に配線できるようになっていますのでラクチン・・・と言いたいところですが、実際にはそうでもない。例えば、このベースの個体で言えば、PUとコンパネを貫通している穴(PUリード線用の穴)の径が狭く、EMGの配線のソケット部が大きくて通すことができなった。そのため、線を切断してハンダで繋げたりしました。ポットを繋げている配線に柔軟性や余裕がなく、予定していた電池二個分のスペースが確保できず、18V運用を諦めたりと、いろいろとあったのですが、なんとか付きましたよ。

音は変わりました。オリジナルのMEC&BECに比較するとノイズが少ない(ノイズが無い・・)。オリジナルのMECもローインピPUではあったのですが、トレブルを上げると”シ~~~”というノイズが目立っていました。これが無くなった。オリジナルのBECとEMGのBTSシステムの特性の違いは、スペックのままに現れていて、BTSシステムの方が低音が低目にドンと出て、高域は(ディップスイッチで変えられるけれども)清涼感の味わい。私の他のWARWICKとの持ち替えを考えると、EMGの方がキャラクタが似ていて便利。逆に言えば、MEC&BECの方が暖かみのある音だったと思います。MECとBTSの組み合わせはどうか?とかアイディアは沸きますが、それはしばらくこのまま弾いてみてからのことにします。高域のスイッチは、あれこれと楽しめそうなのですが、私はOFF/OFFで設定することにしました。18Vと9Vについては、私は9Vでいいかな・・と思いました。報告は以上です。

| | コメント (0)

2023/05/24

WARWICK streamer stage1-4st. ’1991

WARWICKの4弦モデルは
私としては30年振りです。
なんか、弾きたくなってしまった。

高額なベースギターの類はさすがに、我ながら衝動買い安全装置が機能する訳なのですが、やはり、なんでもいいから身の丈にあったところでポチっとしたくなって、適当に手に負えそうなヤツをポチっとしてみました。仕入れ先は全国チェーンのリサイクルショップ。えらく遠い町の店舗なので行ったことはないし、我が家からすると簡単には行けない。行くなら、我が町四国から羽田空港までの飛行機、東京駅から東北新幹線の乗車が必要であり、現物確認のための旅費を掛けるくらいなら、買ってしまった方が安そうだ・・。そんな距離と時間と価格です。検索していて、引っ掛かった物件ですが、店によると状態「B」。掲載されていた現物写真を見る限り上物ではない上に、頭を捻る箇所が沢山ある。フレットはサビサビ。フレットの浮き、木痩せなどの確認は写真からは判別不能。普通であれば、これは手を出さないモノなのでしょう。

20230518c

お店に電話を掛けて状態の確認をとってみると、一部金属パーツにメッキの剥がれはあるものの、ネックは問題はなさそうとのこと。店員さん曰く「弦が緩んだ状態で逆ソリなので、チューニングしたらストレートになるだろう」とのこと。そんな簡単な問題かしら・・と思いながら、ここは淡い期待で信じる。お店がこの個体をネットに登録日した日付は一年以上前なので、指板はカリカリに乾いていそう。でもまぁ、「一晩考えて、多分、買いますよ」と伝えました。

いずれにしても、そのままでは気持ちよく弾けないであろう、修理・調整を前提とした物件であります。コロナ禍でライブ演奏のような活動がなくなって、コロナ禍が明けても、音楽活動の機会は減って。楽器が好きで(暇つぶしで)要調整の楽器を入手して楽しむ感じに近い・・のかも知れません。我ながら、そんな感じです。

20230518b
1991年のstreamer stage1の4弦モデルです。現在の私は、ほぼ4弦ベースは弾かない・・・と言っていいです。私は下手なので弦は多い方がいい。決めつけはいけないけれども、多くの方もきっとそうだと思います。

20230518e
でもね、4弦のベースは弾きたくなる時、4弦ベースでなくてはならない時があります。このあたりが、面倒くさいところなのです。初心に戻りたいとか、4弦らしい倍音を録音したいとか・・目的はいろいろですよね。私にとって、今回のSS1に対する期待感は郷愁でしかない。90年代の(笑)。現在、自分はWARWICK(90年代モノ)を何本か持っていますが、全て実用的な5弦と6弦モデルのみです。私が90年代初頭に入手して(即、手放した)WARWICKは4弦モデルでした。そのため初期値(の4弦モデル)を導入して、一度、スタートに戻したいと。私は多分、歳とってベースはそろそろ、今のように満足に弾けなくなりそう。弾けなくなった時に、初動経験値上(?!)の4弦モデルを置いておきたい・・・というところでしょう。

20230518d
とにもかくにも、この個体は、今の自身の体調のようにワケあり物件です。弾けるかどうか、ひょっとして修理してもダメな個体かもしれませんが、自分の体調のリハビリを兼ね、日中活動の充実を兼ねた修復作業ということで、のんびりといじってみようと考えています。なので、不調の箇所を見つけて、無駄な時間を掛けて治す、カスタマイズする、という企画です。


現状を確認してみよう。
がっかりしないことが
古いWARWICK旅の始まりです。

まず、届いてからビックリしたのは、きちんとしたものでした。購入店である全国チェーンのリサイクルショップに勝手にいだいていた印象が違いました。すみませんでした。とても丁寧に扱われていました。外部はちゃんと磨いてくれていて、手垢や指紋なんかは付いていたりしなかったです。気持ちが悪いくらいピカピカ。フレットや指板の手入れは必要だけど、弦が古いくらいで即弾けるコンディションでした。

20230518_gr_f
つづいて、ダンボールをあけてビックリのケースです。ツアーケースだ・・・。ボロで雰囲気ある。内部が型抜きされているので純正ケースと思います。かつてのオーナによる"HOUND DOG"のステンシルが、いにしえ(?!)の時代感を醸し出しています。熱狂的なファンの人だったのかしら・・・。ケース内には保証登録カード(シリアル一致)と手引書が残っていました。当時の代理店(モリダイラ)のものです。

20230518_gr_a
シースルーレッド。オリジナル塗装・・・と思います。配線はハンダもオリジナルで、一度解体してオールペンした跡はありません。私は赤いギターの類が好きなので、色が決め手でした。SS1の場合はメイプルボディでタイガーなどの杢目が出ていたりするものですが、この個体は塗装の下からうっすらと杢が見える。味はあります。すごい杢がある訳でもないから色を塗った・・といったところかもしれませんね。とても綺麗なシースルーレッドです。

この数年、ポリ塗装の楽器、金属パーツなどのクリーニングで使用している洗剤は自動車用の「グラスターゾル(ピカール)」です。ピカールといっても、グラスターゾルには研磨剤は入っていないようですから、金メッキの色が抜けちゃった・・・といったことはありません。油脂系のこびり付いた汚れがそこそこ綺麗になる(ような気がします)。楽器用ではないため、くれぐれも使う時は目立たないところで試してくださいませ。特にラッカー塗装やオイルフィニッシュへの使用はお気をつけください。

20230518_gr_e
リサイクルショップらしい。この個体に絶句するポイントです。埋め込まれたジムダンロップのストラップピン(フラッシュマウントタイプではない)・・・。私が所有している90年代初期中期のWARWICKのストラップピンはシャーラーなので、この時期にジムダンロップの選択肢があったのか不明です。後付けですよね・・。フラッシュマウントにしたいところなのですが・・どうやら穴が大きい。しっかり固定されているし、見た目の処理が悪い訳ではない・・・ので、この個体はこのまま触らないことが正解のようにも思います。

20230518_gr_g
ネック(指板)はカリカリに乾いてしまっており、トリートメントが必要です。幸いにフレット浮きの症状は見えないよう。概ね、ストレートのようです。ただ、完璧にストレートという訳でもないので、軽くすり合わせをしてもいいかもしれません。古い中古ギター類の多くがそうであるように・・この個体もネックの調整が作業の中心になりそうですね。すり合わせは、楽器自体は私の地域の気候に慣れた頃、半年ぐらい先にと考えます。

上の写真の注目はナットですね。JUST A NAT(初期)は各弦のナット溝の高さが調整でき、考え方としては機能的なのですが、問題があるとすると180度単位での調整段になる・・という点です。180度上下するとそれなりの高低差があり、微調整・・ということにはならない。JUST A NAT(初期)のWARWICKで、私が行っている処理を紹介します。例えば、上の標準状態の設定では1弦の溝が深くて、ナット(ネジ)を上げることになります。正直なところ、溝はもう少し浅くありたい・・と。私の処理は、ナット溝をハンダで一旦埋めてしまい、溝を切りなおしています。

20230518_gr_h
1弦溝の調整作業です。溝を適切な高さとし、ネジ(駒)の妙な飛び出しも抑えられました。必要があれば全弦の駒に処理します。暇が必要な作業です・・。

ネックに関する話題としてはトラスロッドです。WARWICKは90年代の半ばくらいまで逆回しロッドを搭載していた印象があるのですが、一時期にはダブルアクションのロッド(順回し)が搭載されているという説もある。共通している点は、この時代のロッドは抜くことができるタイプである・・・と。ここはヤヤコシイ。ダブルアクションのロッドは壊れやすい・・という噂がある。90年代、搭載されているトラスロッドの種類によってメンテナンスが異なることとなり、WARWICKのネックが弱い・・という都市伝説を生み出したのではないか・・と推測するところです。更に、WARWICKのネックの特徴は指板がフラット気味で、ネックのリリーフ量が目立つ設計です。弱いかどうか・・は別な問題なのですが、ロッドが逆回しだったりすれば弱いような気がしてしまいますよね。私が現在所有しているWARWICKはTHUMBを入れてスルーネックタイプばかり6本ですが、ネックが弱い・・という個体はありません。私のWARWICKの年式タイプと使用されているトラスロッドを列挙しますので、興味のある方にはご参考までに。この今回の91年のSS1もネックは生きていると考えています。

1.THUMB-5st'1989・・・逆回し
2.SS1-5st'1990 ・・・逆回し
3.SS1-4st'1991 ・・・ダブルアクション
4.THUMB-6st'1995・・・逆回し
5.THUMB-6st'1996・・・逆回し
6.SS1-6st'1996 ・・・逆回し

私の所有機については今回の1991年の個体に限りダブルアクション型のトラスロッドが採用されていますが、それ以外は全て同じ逆回しのシングルアクション(?!)型が採用されています。年式で改訂された訳ではないということが判ります。(後年のJUST A NAT2やヘッド裏ボリュート採用の時期以降のことは、私は詳しくありません。)
また、個人的な感想ですが、この90年代までのWARWICKのネックについては、ネックの補強という目的だけを考慮すれば、ダブルアクションよりも逆回しのタイプの方がスタビリティは高い・・・と感じます。しかし、逆回しタイプはネックの修正(アジャスト)という部分では効果が薄く、古いWARWICKのロッドの効きが悪い・・・と言われがちのように思います。古いWARWICKと付き合う上では、ネックが曲がっていないならトラスロッドのことは考えない・・というおおらかさが必要かもしれません。今回のSS1-4st'1991に搭載されているダブルアクションタイプのロッドは、逆回しタイプよりもアジャストの範囲が大きく、ネックを動かします。

20230518_gr_d
そして、私個人的な好み・・として、WARWICKでの要調整ポイントはテンション感です。弦が弾いていて重い(?!)ので、弦エンドの乗っているテールピースを底上げして、テンション感を緩和する・・という訳です。私はアクリル板から自作で削り出して、テールピースの底に敷いています。私のWARWICKのストリーマーモデルは、もれなく全てアクリル板3mmか2mmの底上げとしています。弦のタッチが優しく済みますし、サスティンには有意義な調整と思います。私の作法として、古い、古めのWARWICKにテールピースの底上げするのは必要なことと思います。不要でしたら外したらよいです。この個体は2mmの底上げとしました。

20230518h
上部写真のブリッジについて触れます。弦が乗る黒色の金属駒(サドル)については、同じように見えても、製造された時代や、グレードによって仕様が違っているように思います。90年代は硬度の高そうな金属となっていますが、2000年代、6弦THUMB用に正規代理店から入手したサドルはダイキャスト(黒い塗装が剥げると白く錆びる)っぽい素材のものでした。2000年代の新しいサドルの特徴としてLO-B弦はテーパー弦を前提とした溝幅となっています。今回のネタのSS1は4弦タイプですので関係ありませんが、90年代(の私の所有するWARWICK)のLO-B弦のサドルは太い弦が収まる溝となっています。

20230518_gr_b

ブリッジの底面です。時代的には未だ西独シャーラー製です。続いて"W.GERMANY"つながりで糸巻き(ペグ)。

20230518f

上の写真が、今回の91年の個体です。どこのメーカーのものか判りませんが、これは多分、ゴトーですよね。Wマークの下に"W.GERMANY"。ベルリンの壁が無くなったのは1989年。東西ドイツの再統一が1990年末だった・・ということで、1991年の時に"W.GERMANY"の部品があっても不思議ではない。

20230518_gr_i
で、この上の写真は1996年シリアルの(6弦の)個体です。ここも、まだ"WEST-GERMANY"です。また、糸巻きの胴体のデザインが若干変わりました(見比べてください・・・ちょっとだけゴツくなりましたか・・ゴトーなのでしょうか。ライセンス品なのでしょうか・・。)このデザインは現在も同じようです。最近調達した純正部品はこちらでした。ただし、現在は”W(WARWICKのマーク)”だけとなっていて、GERMANYのような記載はありません。

まとめ。
古い(古めの)WARWICKについて。

20230518g
中古のWARWICKに限ったことではないのです。私め、歳をとって、いまさらながら木の響きがする楽器が好きなのかな・・・と感じることが増えました。ギターもベースも、木製であれば木の音はするのですよ。音楽的にはどうでもよい、弾いていて邪魔になりそうな木の響き・・みたいな部分が愛おしくなってきたというか・・。人前で演奏する時に、アンサンブルとしての周波数帯域を考えただけで整然と並べた音を鳴らすのはもったい。音に癖があった方が面白いかな・・と。それは木の響きかな・・と思います。耳に触るような響きが欲しいと。世の中に素敵な楽器はいろいろとあるのですが、古いWARWICKの塩梅は、もっさり(?!)していて、今の自分の気分に近いところにある・・と感じます。

念のため、私のごく個人的な心情に触れれば、スペクターも好きだな・・・ってところです。持ってないのですよスペクターは。楽器店で触ったことがあるけれど、持ったことがない。本家USAは高価なので、さすがに・・・というところですが、一度ユーロなどの機会を探してみたいところです。WARWICKのストリーマーがスペクターの単純なレプリカか・・という点については、私は消極的な意見の持ち主です。カタチは同じ印象・・・というか同じですが、音のしつらえが違う(笑)。とにかくEMGじゃない・・ぞと(一部、EMGの時代もあったかとは思いますが)。あと、5弦、6弦のモデルはスペクターにもあったところですが、WARWICK(の特にブロードネックのSS1)はそれとは違いますよね。弦間をそのままに弦の数だけネックを幅広にするという合理的な設計思想(?)ってことでしょうか。

20230518a
私が所有するSS1は全部90年代。JUST A NUT(初期)、ボリュート無しの時代のものです。ネックが広くなるに比例して木の響きが増えます。この中で最も弾いているのは6弦モデルです。ローインピのダンカンPUと18VのBEC(3バンド)で、これはお気に入りの音となっています。5弦モデルは、元々バルトリーニ(ハイインピ)とBEC(2バンド)の構成のものでしたが、ノイズの問題が大きく、中身を入れ直しました。現在はサドウスキーPU(ハイインピ・ハムバッカー)にハンプバックのプリの構成。入手して3年間程調整して、やっと鳴ってきた個体です。この中で、人にお勧めするとしたら、応用の幅があり、コンサバなルックスの5弦モデルです。ブロードネック(弦間20mm)は慣れてしまうと、たまらないのですが。慣れるまでに度胸が必要です。6弦モデルは、日本人体形では大きすぎる・・と感じる方が多いかもしれません。
そして相当に重いです。6弦モデルを弾く時は、私は基本的に座っています。

20230518_gr_c
91年製の4弦SS1に話題を戻しますね。MECのPUです。このモデルに搭載されているMECは電池稼働を前提としたローインピのPUです。MECはEMGを少し聴きやすくマイルドにした音・・・なのではないかと思います。30年振りに改めて弾いてみても、そのように感じます。EMGと比べると(このMECもフェライトマグネットなのだろうと思いますが)フェライトにしては独特の耳障りな帯域が抑えられている、普通っぽい音・・・という感じです。
EQはBECの2バンドです。90年代初頭までのWARWICKの多くのモデルは2バンドだったと記憶しています。当時の周波数のピーク値なんて仕様は判りませんが、現在のBEC2(海外サイトで見つけた現在の#MEC60003の仕様では)は、Bass 100Hz(+/-15db)、Treble 2.5kHz(+/-15db)らしいです。参考まで、バルトリーニのTCTはBass 30Hz(+/-13db)、Treble 4kHz(+/-13db)。このBECはちょっとでもトレブルを上げると耳が痛い・・という音かもしれません。

ところで、EMG。
入れてみたらどうだろう・・・。

20230518_gr_j

で・・・。カスタマイズ的な作業としてはこれです。WARWICKはスペクターではないのですが、4弦のSS1には、一度でもスペクターに寄らせて、鳴らしてみたいという欲求が芽生えます。
このSS1のMECやサーキットはガリやノイズの一つもなく完璧であります。交換する理由がありません。でもEMGを入手しちゃった。今回選んだモデルはPJX(フェライトマグネット)です。アルニコVを使ったPJAXというモデルもあり、悩みましたが、どうせなら昔ながらのフェライトでと考えました。どんな音がするのでしょう。

EMGの2バンドEQのBTSシステムはBass 20Hz(+/-12db)、Treble (Adjustable)kHz(+/-12db)とのこと。Trebleはディップスイッチで段階的にアジャストできるようで、説明書で紹介されている線グラフでは1.5kHz、2.5kHz、5~7(?!)kHz、10KHzくらいの4段階です。オリジナルのMEC+BECの構成に不都合はない訳ですが、私の他のStreamer Stage1の6弦、5弦との出音の個性を合わせた方が便利だと考えると、BTSに交換する意味はあるように考えました。ただ、EMG用ポットのシャフトの径が、WARWICKの本体の穴に比べて、ちょっと細いかな・・。

記事が長くなってしまいました。このPUとEQ交換についての続きは、またの機会に紹介します。

| | コメント (0)

2023/05/11

拙宅楽器庫探訪(あいつはイマ?!) // KENSMITH BSR EGF5-OP'2003

ネットの中古楽器情報を見ていると
最近なんだか
ケンスミスの再評価振りが目立つ
傑作っぷりを、改めて確認してみよう。

話が逸れますが、私め3ケ月程前から体調に異変があって、病院に世話になっています。自己免疫疾患系の病気らしいのですが、診断がビシっと出ていないのです。元気だと思っていたところで急、老い先に不安が見えてきて、どうでも(?!)良くなっちゃった。ここは景気付けに、パァっとフォデラ的(私はフォデラを持っていない)な憧れ高級ベースを買っちゃったりしたら、正気に戻れるかもよ・・・、などと病床の私に悪魔がささやくのです。スマホでポチっとするだけぞよ・・と。

で、デジマなどを見てみる訳ですよ。・・ハイエンドの類どころか、そこそこのやつが全部高価になっている。フォデラは、やはり私には高嶺の花。中古のモノがあまりない。昔から中古でも高価であったけれど、もはや私の手には届く代物ではなさそう。じゃあ、ケンスミスはどうよ・・・、と調べると、これも無い。ケンスミスは数年前にブランドを別なメーカに委ねて会社を閉めたのですね・・・と、知る訳です。どうも、世の中には当時モノと現行モノがあり、当時モノの需要が上がって中古相場も連動している・・・というところで当たってますか?当時モノと現行モノの違いはあるのか気にはなりますが、私は知らないので触れることはできません。また、ケンスミスも、ネットを見た感じ、中古、新品ともどもモノがないですよね。もうちょっと早い時期に、欲しいのなら背伸びして買っとくべきヤツだった。これは現在の私の懐具合を考えなくても、スマホでポチっと買えるような対象ではありません。諦めよう。

20230511a

私が唯一所有しているケンスミスを久しぶりに楽器庫から探して、ケースから出してみました。BSRのEGグレードのフレットレスモデルです。この数年、フレットレスベースを弾く頻度は上がっているものの、フェンダーのスティーブベイリーモデルばかり使っています。ステーブベイリーは6弦で、私としては弾いていて楽しくなることが多いことや弦間が広めであること。ケンスミスに比べたら高級品ではないし、私の個体自体が自分で結構改造してしまっていることもあって気軽に弾けるメリットがあります。このスティーブベイリーが無くなると私は本当に困る。では、このケンスミスはどうよ‥と考えると、出音の色気が濃くて個性的。ケンスミスの音。ステーブベイリーが紙巻タバコならケンスミスは濃厚な香りの葉巻です。なので、これも私の演奏のカラーを増やすためには無くてはならなさそうな存在感・・を感じます。

20230511b

久し振り(5年以上振り)に状態をチェックしてみると、弦が錆びている以外は問題ありませんでした。この個体は、前のオーナーが新品入手間もなく手放されたもので、私が入手した時はほとんど新品のような状態でした。当時の私の懐具合にしては安くはなかったのですが、値落ちがちなフレットレスモデルだけあって、ピカピカのスミスにしては安い方だったと思います。現在では、フレットレスだからといっても、その値段では難しいのでしょう。とにかく大事に保管しているので、20年前の個体にしては、まだそこそこ綺麗です。←もちろん、これは私の貧乏性がなせる業だったのですが、そろそろ真剣に弾いてやろうと思います。

この個体の木部の仕様は、ボディウイングは5層。トップ・バックがモラード(パーフェロー)、センターがマホガニーで、それぞれメイプルを介して貼り合わせてあります。ネックはメイプルを主材とした、ケンスミスとしてはお馴染みの5ピースです。出音はマホガニーの個性を感じます。中音域成分が濃厚で、いわゆる粘る音なのですが、硬質なモラード(パーフェロー)とサンドされていることで、響きの利いたメリハリ感を醸し出しているようです。

20230511c

ケンスミスのフレットレスモデルで使われる指板は、フレット付きモデルに比べて厚いと聞いたことがあるのですが、これは都市伝説だったでしょうか?ともかく、指板の厚み・・存在感を感じさせる鳴りを放つ個体です。

20230511d

ケンスミスの5弦ベースの弦間は18mm(オプションで19mmが設定されていましたよね)と言われています。これはブリッジの駒幅ですので、18mmにしては・・ちょっと狭い印象です。各弦は駒の中心位置の溝にあるため、弦間の隙間は弦が太くなると狭くなります。弦間調整できる駒が付いていたら最高だったのにな・・という気はします。とは言え、このブリッジあって、PUのポールピースと各弦の位置関係はバッチリであり、設計理念による仕様なのでしょうね。

20230511e

私のトラノコのケンスミスを触っていたら、とてもいい。こいつは弾いていてうっとりする。なので、許されるなら、もう一本は欲しい。同じ木部構成で6弦(の、欲を言えばフレット付)があれば試してみたい。私の今の気分にあった音が出そう。でも、それ、どんな音なのだろう・・・。やっぱり、欲張ったことは考えまい。もう無理ですね。

| | コメント (0)

2023/04/05

WARWICK Thumb BASS6(6弦ベース減弦化企画第2段:その3/おわり)

1月から始めていたWARWICK Thumb BASS6の5弦化行動(?!)です。トントン拍子で進めてしまっていて、2月の初旬には完成しておりました。遅くなりましたが、ここに報告しますね。

20230405b
結論から言いますと、とても良いです。弦間が狭くて使う機会が減っているThumb6の出番を増やす改造ではありそう。ただし、前記事にも触れていたと思いますが、WARWICKのナローネックの6弦を5弦化したら、WARWICKのブロードネックの5弦さながらにはならないということは注意点です。同じにならない理由を説明します。まず、ナローネック6弦とブロードネック5弦では0フレット(ナット)幅が違います。ナローネック6弦の方がブロードネック5弦よりも幅広になっている。2つ目、ナット幅に連動する状況ではありますが、ネックエンドの幅がナローの方が狭い。Thumb6とSTREAMER1-5(ブロードネック)を比較すると、0フレットの幅では、Thumb6が広く、12フレット部で同じ、24フレット部ではThumb6の方が数ミリ狭いです。したがって、改造5弦ネックは、いわゆるWARIWICKのブロードネック5弦のようにナットからブリッジに向かって放射的に弦間が広がっている感じにはなりません。ブリッジ上の弦間はブロードネックは20mm位(5弦も6弦も)ありますが、今回の改造なんちゃって版は19mm(+α)となります。ちょっと狭いですが、私にとっては、十分といえば十分です。ほぼ、ブロードネックといっていいでしょう。

20230405c
このThumbはいろいろ改造していて、裏パネも自作です。電池未搭載のパッシブとなっていて、コントロールはJB配線です。

20230405d
減弦化した後のヘッドの糸巻きの扱いについて悩むところです。付けっぱなしでも良いのですが、ペグに対して、弦が1本張ってない・・というのは、弦を買うお金が無い・・とか、6ベースを買ったものの、きっと弾けなかったんだ・・とか、周囲からいろいろと心配されるので、面倒くさくても外してしまいます。蓋は塩ビ版から切り出しました。

20230405a
Thumb6の5弦化でした。WARWICKの中ではThumbベース自体がナローネック専用モデル的な位置づけにあり、ブロードネックは珍しいですよね。そんなこんなで面白い代物が完成しました。

この個体は早速演奏会に持ち出している関係で手垢が付いており、写真が汚くて申し訳ない。拭いたらもっときれいです。

| | コメント (0)

より以前の記事一覧